次に流行るお店
カジュアルでスタイリッシュな“食堂感覚”のタイ料理店
「バンコクキッチン 赤坂店」
(本格タイ料理/赤坂)
第240回 2008年10月29日
クイッティオ トム ヤム クン850円
高々とそびえる、赤坂ガーデンシティ
同店は、タイのバンコクを中心に日本食飲食店を60店舗ほど経営するフジグループが母体だ。銀座や広尾などに引き続き、赤坂店は6店舗目のオープン。
店内は見ただけではタイ料理店とわからないほどに、白を基調とした、すっきりとモダンな内装。
「アジア料理の雰囲気を全面に出さないことで、もともとアジア料理が好きなお客さまはもちろん、あのエスニック調の雰囲気が苦手というお客さまにも気軽に楽しんでいただければと思っています。」そう話すのは、店長の大井力さん。
モダンな店内
「赤坂店は、他のバンコクキッチンと比べても28席とこぢんまりとしている。だからこそ、実現できるのが12名からの貸切スタイルです。友達のバースデーパーティーとか、これからのシーズンの忘年会とか、気軽に利用して欲しいですね。パーティーメニューも、全6品3,500円と全9品4,500円でそれぞれ2時間の飲み放題がついたリーズナブルなメニューをご用意しています。」
オフィス街にあり、かつ、こぢんまりとした店舗であるから可能なのだという。この人数で貸切をできる店舗はなかなかないだろう。これからのシーズンはもちろん、さまざまな飲み会で幹事を務める人は、是非押さえておきたい一軒といえるだろう。
店長の大井力さんと、キッチンで腕を奮うタイ人シェフ
また、こちらのバンコクキッチンでは、シェフはすべてタイ人のみを起用しており、まさに本場の味わいが楽しめるのも人気の秘密。とはいえ、辛さや香草の量などは調整可能で、好みの味わいで楽しむことができるので安心だ。
鶏肉の入ったグリーンカレー、ゲーン キョワーン ガイ1,100円(ディナー価格)
オフィスビルの中に入っており、また、まわりもオフィスが多い立地であることから、ランチメニューも充実。店内では、麺セットやご飯セットとして、デザートまでついた950円のセットメニューが人気。また、テイクアウト用のランチボックスは700円均一。ランチ時には、行列もできるという。
「現在のランチボックスは、ご飯とグリーンカレーの『ゲーン キョワーン ガイ』や目玉焼きがのった鶏肉ミンチの炒め物『カーオ ガイ パット バイ カパオ』など、“丼もの”スタイルですが、今後は、メインとライスとサラダなどがついた“幕の内風”のものも850円で提供していく予定です。」と、ランチにさらに力を入れる。
クイッティオ トム ヤム クン850円。定番のトムヤムクンと麺の絶妙なハーモニー。
また、ディナータイムには店内で350円と手頃な価格のグラスビールやタイビール、ワインなどとともに、ポーピヤソッド(生春巻き)など50種類ほどのタイ料理の代表的なメニューが楽しめる。メニューはタイの読み方のメニューで表記し、日本語で説明がある。さらに、見てどんな料理かわかるようにと、全てに写真がついているのもとてもわかりやすい。どれにしようか迷ってしまうほどだ。
「タイ料理は多くが、しっかりと量のある一皿が多く、食事の後にもう少し飲みたいときにちょっとつまめるものが少ない。なので、お酒もしっかりと楽しんでいただたけるように、少量で軽くつまめるようなメニューも現在シェフと考案中です」と、大井さん。
.カーオ パット バイ カパオ
ドリンクで南国気分が盛り上がる。
また、同店の特徴としては、店内のメニューのほとんどを同じ料金でテイクアウトすることができる。店で味わうのもいいが、自宅で本格的なタイ料理が楽しめるのも魅力的だ。
「やはり、オフィスビル内にあるので、ディナー時のテイクアウトを夜食として利用される方が多いです。店内でゆっくり食べている時間はないけど、温かいものが食べられると好評をいただいております。」
オフィス街という特性にマッチした同店は、昼も夜も、さらにパーティーや日常食も支える、まさに“食堂”。さまざまなニーズに対応してくれる、働く人の強い味方といえるだろう。
【バンコクキッチン 赤坂店】
住所 | 東京都港区赤坂4−15−1 赤坂ガーデンシティB1 |
電話番号 | 03-5114-7895 |
営業時間 | 11:00〜15:00 17:30〜22:30(LO22:00) |
定休日 | 日祝 |
客席数 | 28席 |
客単価 | ランチ 950円 ディナー 2,500円 |
目標月商 | 400万円 |
開店日 | 2008年9月16日 |
経営母体 | バンコクキッチン株式会社(フジグループ) |
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
鈴木 明日香(すずき あすか) 2008年10月21日取材