自身のラッキーナンバーという「9」個の質問を参加者から募ってセミナー「成りあがり」はスタートした。
講演は苦手だと言う貞方氏だが、様々な話題に枝葉をのばしながらも質問へしっかり答えていくという独特な手法でスムースに流れていく。セミナーの中で何度も繰り返していた「悩むことはない、いつもHappy」、苦手でどうしようと悩んでいるよりは、ぶつかって行ってヒントをつかみ昇華させていく。言葉だけではなく、まさにそれを体現している現場に遭遇した参加者は貞方氏に信頼を寄せたのではないだろうか。
「ポルシェはみんな買えたはずなのに、買えないのはその人がどこかで諦めたから」、胸に刺さる言葉だ。
そして諦めずに夢を追いかけてきた半生が多く語られる。「新聞、テレビは見ない。そんな時間はもっと有意義に使った方がいいと思う」、「月収30万の人が、年収○億の野球選手を応援するのっておかしいと思わない?野球見る時間があるなら他のこと考えられると思う」、「みんなどうでもいいいことに興味を持って、時間を使うのはどうしてだろう?」、決して「〜〜すべき」で語らない氏は時間をいかに大切に使うかが重要だと強調した。
学生で起業してから今年熱海にホテルをオープンさせるまでの「成りあがり」を夢を諦めないために明日からでもできるヒントを随所に交えて語った貞方氏。自身の果てない夢を追い続けて数年後には「アー・ユー・ハッピー」という講演があることだろう。
編集部 横田茂 |