フードリンクレポート
日本文化を売る!
権八ビバリーヒルズ、オープン
2007.4.20
去る4月1日 グローバルダイニング社の和食コンセプト「権八」のアメリカ進出一号店がロス、ビバリーヒルズに開店した。場所はロス地域でも有名なレストラン街と呼ばれるLa
Cienega大通り。収容人数100席以上の大規模有名レストランが軒を連ねる。2003年に地所取得以来3年半の開発期間を経ての出店で地元でも注目の的になっていた。3月下旬、開店前の一番ぴりぴりする時期にもかかわらず社長の長谷川耕造さん、米グローバルダイニングの最高責任者ナイルパークさん、総料理長の堺ゆきおさん、日本の権八から派遣された蕎麦職人の草野康弘さんらは快く取材に応じてくださり、また3月31日のプライベートオープニングパーティーも出席させていただいた。
「権八」外観
・レセプションは日本文化エンターテイメント。
・商売は本物でないと成り立たない。
・アメリカで初の手打ち蕎麦。
・その土地の人々の好みに合わせる。
・日本のゼネコンを選んだのがミス
・好ましくない席は作らない
・ソフトオープンでサービスレベルを徐々に上げる
・日本文化を売る
【取材・執筆】 Hisano Kim (金 久乃) 2007年4月19日
東京出身。UCLAで文化人類学を専攻後、シアトル、ビバリーヒルズで日本食レストラン経営を体験、またベンチャーリンクロス支社に在職中、牛角のアメリカ立ち上げを担当した。現在レストラン、フード関係のコンサルティングをしながら食の文化人類学の博士号論文も準備中。