フードリンクレポート
丸の内で勝ち続ける三菱地所、銀座で閑古鳥鳴く三井不動産
2007.6.30
丸の内では「新丸ビル」がオープンし、最初の1ヶ月で約280万人を集めるなど、まちづくりを行う三菱地所の狙いどおり、街全体に活気が出てきた。一方で、銀座では三井不動産が「銀座ベルビア館」をオープンしたが、拍子抜けするほど人気のない商業施設だ。東京駅をはさんで、再開発のしのぎを削る両雄の戦果と、入居するレストランの現況を探った。
新丸ビルと丸ビル、右が新丸ビル
・新丸ビルが順調に発進。オープンから1ヶ月で280万人を集客
・立ち飲みから街のゲストハウスまで、工夫を凝らすレストラン群
・リゴレットブランド確立に向けて、ヒュージが新丸ビルに出店
・蒸し料理をテーマとするユニークなレストランがオープン
・18坪のスペースで1日平均350人を集客する日本再生酒場
・トラジが銀座ベルビア館で、和風新業態の肉割烹にチャレンジ
・千駄ヶ谷から移転。清水忠明シェフが銀座で正統派フレンチ開業
・他所で成功しても、銀座で直ちに成功できるわけではない
・銀座の商業施設に入居した店の集客は、自助努力で行う
【取材・執筆】 長浜淳之介 2007年6月30日
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