フードリンクレポート

商業ビルに路地をつくるプロジェクト、丸の内「クニギワ」がオープン

2007.8.24

最近の商業ビル、レストランコンプレックスは、ファッショナブルにキメる空間を追い求めてきた。しかし、毎日、おしゃれなダイニングに通うのは息苦しく、普段ホッとくつろげるのは、路地裏にあるなじみの店だという人も多いだろう。そこで、かつて商業ビルにあった路地の感覚を、現代的なセンスで蘇らせようという試みが始まった。8月24日、グランドオープンした、丸の内国際ビル地下1階「クニギワ」が、それである。

「クニギワ」企画プロデューサー佐藤裕久氏と「クルバ」原田規靖店長（右）

・ランチが1000円以下のデイリーに使える飲食店を集積する
・丸の内のオフィスワーカーがポケットマネーで寛げる場所
・伝統と最新が混じり合う「市」の感覚をプロデュース
・施設のロビーラウンジ機能を担う、バルテリア「クルバ」
・沖縄料理を接点として、人の交流と文化の発信を目指す店
・トルコ人が起業した青山の南トルコ家庭料理が2号店を出店
・おしゃれなダイニングで上質な路地を演出するのは難しい

【取材・執筆】　長浜　淳之介（ながはま　じゅんのすけ）　2007年8月24日