フードリンクレポート

直営、プロデュース、教育。全てが「いいかげん」。
中村悌二氏
株式会社カゲン　代表取締役社長
有限会社フェアグランド　代表取締役社長
スクーリング・パッド　レストランビジネスデザイン学部長

2007.9.7

レストラン・プロデューサーとして人気の中村悌二氏。直営も５店舗構え、最も古い店舗は開店２０周年を間もなく迎える。こんな息の長い繁盛店を作れるプロデューサーはいない。最近は東京丸の内「ＴＯＫＩＡ」など商業施設のプロデュースも行う。また、飲食経営を教える教育事業も手掛け「スクーリング・パッド」を２００５年に開講。今年９月には飲食経営者向けのコースを新設。今まであまり知られていなかった中村悌二氏の軌跡を取材した。

「スクーリング・パッド」の教壇に立つ、中村悌二氏

・ファッションが好き、車が好き
・居酒屋で鼻をへし折ってもらう
・逆張りのラム＆ボサノバで取材殺到
・職人の首を切って、独自に和食メニュー開発
・「ピシッとしろよ！」実は体育会系
・東大出身者とプロデュース会社、カゲン設立
・飲食の学校「スクーリング・パッド」
・今年９月からプロフェッショナルコースを開始

中村　悌二（なかむら　ていじ）

株式会社カゲン（プロデュース）代表取締役社長。有限会社フェアグランド（直営店）代表取締役社長。スクーリング・パッド　レストランビジネスデザイン学部長。1960年、福島県会津若松市生まれ。大学卒業後、アパレル業界を経て、1988年に「フェアグランド」（バー）を下北沢に開店。以降、次々とオープンさせ直営5店舗。また、高級和食店から居酒屋、ラーメン店、丼屋まで幅広いジャンルの飲食店をプロデュースし、これまでに60店舗以上の立ち上げに携わる。ほかに、「玉川高島屋S・C 新南館飲食フロア」、「柳小路ビル（二子玉川）」そして「ＴＯＫＩＡ」などの商業ビルの飲食スペースのプロデュースも数々手がけている。故郷、会津若松市の町興しプロデュースも始めた。

【取材・執筆】　安田　正明（やすだ　まさあき）　2007年8月31日