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フードリンクレポート


<ライジングシェフ・シリーズ 7>
発酵調味料で日本人にも人気の健康韓国料理を生み出す。
キム・インス氏
「ソソンジェ」(ソウル&東京) 総料理長

2008.4.4
ソウルの高級住宅街にある韓国で話題の韓国家庭料理店「ソソンジェ」。上品で繊細な味が訪韓日本人の間でも話題となり、ついに東京出店。その秘密、発酵調味料について総料理長のキム・インス氏に聞いた。


「ソソンジェ」東京店の厨房に立つ、総料理長キム・インス氏

2004年、ソウル開店。2008年、東京開店。

 キム氏は、家庭の主婦。夫が自然保護運動の活動家である縁で、野草に興味を持った。そして夫の定年退職、子供の成人を契機に、ソウルの高級住宅街、三清洞(サムチョンドン)で2004年に「ソソンジェ」を開店。三清洞は、600年前の朝鮮王朝時代の都、景福宮(キョンボクン)の隣に位置する高級住宅街で、宮廷料理や家庭料理のレストランが多数あるエリア。

 自然保護活動として各地を旅し、野草が食材として使えることを学ぶ、自分で店を開いて実践する。「ソソンジェ」の料理は、摘み草料理とも言われる。もともと、野草は薬用として珍重されていたが、これを初めて料理に使った。

 韓国で話題店としてマスコミによく取り上げられる店だが、日本のメディアにもよく登場している。スチュワーデスの間で人気になり、日本人客が増えた。「クレア」、「Dear」、「レタスクラブ」など日本の雑誌の韓国特集に取り上げられている。

 この流行に敏感な日本人の間で話題の店が、東京・麻布十番に、ソウルと全く同じ味で海外初出店。招聘したのは、キムチ製造販売の大手、東亜トレーディング株式会社。そして、仲介、プロデュースしたのが、有限会社柴田陽子事務所。東亜トレーディングはブランディングの一つとして質の高い韓国料理店を求めており、柴田陽子氏が同社に「ソソンジェ」を提案して東京出店が決まった。



全文(有料会員専用)の見出し
手作りの発酵調味料
ソウルと同じ味にこだわる
(写真全11点)

■「ソソンジェ」東京店
東京都港区麻布十番1-8-12 ウエステル麻布十番3F
電話03-5545-6691
営業時間 ランチ 11:30〜15:00(L.O.14:30) ディナー 18:00〜23:30(L.O.22:30)
ディナーコース 4500円・6000円・8500円
経営:東亜トレーディング株式会社「キムチカン」 http://www.kimuchikan.co.jp/
プロデュース:有限会社柴田陽子事務所 http://shibajimu.biz/

■「ソソンジェ」ソウル店
韓国ソウル市鍾路区三浮トカ113-3
電話番号:02-730-7002

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2008年3月27日取材

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