フードリンクレポート
2007年外食市場、24兆7千億円。2年連続増加!
・飲食店12兆5千億円、0.6%増。居酒屋1兆1013億円、0.4%増。
外食総研の指す外食産業24兆7009億円は、まず、フードを主とする「給食主体部門」と、ドリンクを主とする「料飲主体部門」に2分される。
「給食主体部門」は19兆4859億円、0.2%増。飲食店と給食が主に含まれる。大半を占めるのが「飲食店」。その市場規模は12兆4806億円、0.5%増。市場全体の伸び0.2%増を上回る伸びを示している。
飲食店の中でも、ファミレス、定食店、日本料理店、西洋料理など各国料理店、焼肉店など落ち着いてしっかり食べられる「食堂・レストラン」が0.6%増加。外食ならではのサービスが伴う業態での売上が良かった。
「料飲主体部門」は5兆2160億円、0.3%増。「喫茶店」1兆571億円、0.05%増と前年並み。「居酒屋・ビヤホール等」が1兆1013億円、0.4%増。そして「料亭・バー等」3兆576億円、0.4%増と市場全体の伸びを上回っている。
居酒屋は、フードサービス協会によると大手居酒屋チェーンは出店増により売上高5.2%増(07年通年)。また、「居酒屋甲子園」「S1サーバーグランプリ」など人材イベントにより意識の高い個店が増えてきたことにも因ると思われる。料亭・バーは大手企業の好業績を反映して交際費が増えていることに因る。
他方、24兆7009億円に含まれない「料理品小売業」、いわゆる中食は、6兆2169億円、0.5%増加。相変わらず、外食を侵食し続けている。しかし、06年は1.3%も増加したのと比べると、鈍化したと言える。
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・ピークと比べ飲食店は7.1%減。居酒屋は23.0%減。
・「環境」の時代の新しい外食業態。
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