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フードリンクレポート


<営業本部長シリーズ 5>
頑固オヤジの店をトラスト方式で増やしたい!
鈴木 靖人氏
株式会社ムジャキフーズ 取締役本部長 CCO

2008.6.20
トラスト方式、大将選挙などユニークな仕掛けでラーメンなどの飲食店を展開する話題のムジャキフーズ。メディアにもよく登場する田代隼朗社長の下で、人間育成本部長の肩書を持ち、独立希望者を叱咤激励する鈴木靖人氏にムジャキフーズで働く魅力を取材した。


鈴木 靖人氏(株式会社ムジャキフーズ 取締役本部長 CCO)

「中華の頑固職人のオヤジを見返してやる」

 鈴木氏の実家は東京都町田市で30年近く続いた中華料理店。大学卒業後、伊勢丹に就職し花形の婦人服売り場に配属される。しかし、そのまま組織の中で上がっていくのを迷い始める。5年目に父親が病気になったのを機に実家に戻り、自分で商売する道を選んだ。

周囲にチェーンが出店し改革しなければ老舗だけでは勝てないと鈴木氏は思い、店数を増やして新しいことをやりたいと考えるようになる。しかし、店を守っていこうとする頑固職人の父親と合わず、5年後には実家を飛び出した。

「自分で店を作ってオヤジを見返してやろう」として出会ったのが、田代社長。当時は、田代コーポレーションとして不動産業がメイン。副業としてラーメン・中華店「無邪気」を5店舗展開しており、そこで働きながら独立を目指そうと考える。

 しかし、ラーメン店で働いたのは1ヶ月のみ。田代社長が立ち上げた、スーパーの店頭で中華総菜を販売する、催事という仕事を1人で任される。朝、車に屋台を積んで東急ストアやいなげやの店頭で屋台をおろして惣菜を並べる。売上は1日に1〜2万円、最高でも10万円で人件費も出ない。工場を建て大量生産し、スタッフを大量に雇わないと採算に乗らないビジネスと分かり撤退。ラーメン店に戻った。


「俺のハンバーグ山本」

全文(有料会員専用)の見出し
トラスト方式誕生
 
チャレンジャー、大将選挙
A契約オーナー、B契約オーナー
独立したい人の夢をどんどん実現させたい
(写真全6点)

■鈴木 靖人(すずき やすひと)
株式会社ムジャキフーズ 取締役本部長 CCO。1963年生まれ。東京都出身。伊勢丹を退職し実家の中華料理店で働く。1996年、前身の田代コーポレーション入社。外食子会社として97年に設立されたムジャキフーズに移る。現在は人間育成本部長として独立希望者の育成を担当。

株式会社ムジャキフーズ http://www.mujaki-foods.com/

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2008年5月30日取材

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