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フードリンクレポート


【外食に足を運ばせよう!】
美味しく効く、機能性メニュー。

2008.12.17
不況の中、外食で何をすればお客は足を運んでくれるのか非常に気になる話題。その1つがコラーゲン。鍋などで肌がプルプルになると人気の商材だ。美味しいだけではなく、お客個人に効果が感じられることでブームは拡大している。健康食品の人気も高い中で、効果の感じられる機能性メニューが一つの武器になりそうだ。


イイコ横山隆子氏の「月世界」(渋谷・百軒店)のコラーゲン鍋。にこごり状にしてプルプルさせたスープを火にかける。女性客には、見た目のプルプル感がウケている。

コラーゲンの次、ヒアルロン酸

 鍋料理のアピールポイントの定番となった、コラーゲン。肌の新陳代謝を促進して弾力、つやなどを保つ働きをする。鶏水炊きを「美肌コラーゲン鍋」と名付けて、今年の冬場の一押しメニューとして取り入れている居酒屋が多数ある。豚足の人気もコラーゲン効果に因る。さらには、コラーゲン濃度を高めるため、コラーゲンをボール状に加工したものをトッピングできる店舗もある。

 お客は、鍋の白濁したダシや、プルプルの豚足の皮をみた瞬間に効果があるように感じ、翌日には実際に「肌のつやが良くなった」、「プルプルした」と体験談を友人と語り合い、口コミで広がっていった。特に、美容は女性にとっての一大関心事。しかも、実効性、すなわち機能性があるから、高い単価でもわざわざ食べに行こうとする。

 そして今、その続編として登場して脚光を浴びているのが、ヒアルロン酸。ほとんどの化粧品に配合され、皮膚の表面に塗ることにより、皮膚の上で水分を含んだ膜を作る。その膜が皮膚の水分蒸発を抑え、潤いを保つ。細胞の骨格をなすものがコラーゲンであり、ヒアルロン酸は、細胞の中で水分を抱えて隙間を満たす役割を行う。しかも、ヒアルロン酸は年齢とともに減少し、肌のはりやうるおいが低下する。それを、ヒアルロン酸を皮膚の上に塗ることや、食べることにより口から摂取することにより防ぐことができる。

 食べるヒアルロン酸をメニュー化できる商品「ヒアロジュレ」をキユーピーがいち早く外食用に商品化。本年8月に発売を開始。この商品の登場により、メニュー化する店が徐々に増えており、「ぐるなび」で「ヒアルロン酸」と検索すると、539件(12月15日現在)がヒットした。ちなみに、「コラーゲン」は4485件。


「Smooch」の花粉症向け、シソ・スムージー。

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ダイヤモンドダイニングが通年商材として使用
栄養をチャージする、スムージー
花粉症に、シソ・スムージー
(写真全17点)

株式会社ダイヤモンドダイニング http://www.diamond-dining.com/
株式会社 ワーナー・マイカル http://www.warnermycal.com/
スムーチ・ジャパン株式会社 http://www.smooch.co.jp/

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2008年12月15日執筆

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