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フードリンクレポート


<営業本部長シリーズ9>
「カフェ・ラ・ミル」に憧れ、ユニマットで育った。
小川 貴行氏
ユニマットキャラバン株式会社 事業本部 カフェ事業部 事業部長

2009.1.16
有名外食企業の社長の右腕、営業本部長を紹介するシリーズ第9弾。20年以上続く喫茶店「カフェ・ラ・ミル」などユニマットグループのカフェ事業を託された小川貴行氏を取材した。高澤清一ユニマットキャラバン社長、金井伸作ユニマットクリエイティブ副社長らに育てられた。ライバルにも恵まれ緊張感のある職場で、共に高い目標を目指している。


「カフェ・ラ・ミル」南青山店のファサードにて、小川貴行氏。

憧れの「カフェ・ラ・ミル」

「カフェ・ラ・ミル」の1号店が誕生したのは、世界貿易センタービル(東京・浜松町)。1985年のこと。バブル期にゴルフ場などを経営していた企業が新たに始めた外食事業で、一時期は50店舗も展開していた。バブル期ならではの豪華な内装で一世風靡した高級喫茶店だ。

 小川氏は、父親が横浜ニューグランドホテルで働いていたこともあり、サービスや食に興味を持って育った。中でも、コーヒー好きで、家族でいわゆる「パパママ喫茶店」に通っており、生活の中に小さい頃から喫茶店があった。「ああいうところで仕事したい」と思い続けていたそうだ。

 ホテル関係の専門学校を卒業後、配膳会などで働き、ワーキングホリデーを利用してカナダで約半年間過ごした。旅行に行ったシアトルで、当時は日本未上陸だった「スターバックス」を見て感動。「日本に来たら大変なことになるな」と感じたそうだ。帰国後は、地元、横浜の「カフェ・コロラド」FC店にて働く。魚屋の経営で、包丁が飛んできそうな厳しさだったという。

 ついに、1998年に憧れの「カフェ・ラ・ミル」に研修生として入る。ところが、半年後にはユニマットグループに買収される。小川氏は、そのままユニマット傘下の「カフェ・ラ・ミル」で店長として働いた。


「カフェ・ラ・ミル」南青山店 店内

全文(有料会員様専用)の見出し
マ・メゾン、私の家
2スタイルの「カフェ・ラ・ミル」
コーヒー1杯に気を抜かない
喫茶店でアルコールが伸びている
ユニマットに育てられた
(写真全19点)

小川 貴行(おがわ たかゆき)
ユニマットキャラバン株式会社 事業本部 カフェ事業部 事業部長。1973年生まれ。神奈川県横浜市出身。1998年から「カフェ・ラ・ミル」事業に携わり、同年ユニマットグループM&Aにより同事業とともに入社。以降、「カフェ・ラ・ミル」の店長として勤務。2004年から営業管理、企画開発業務を手掛け、08年9月より、「カフェ・ラ・ミル」、「ル・サロン・ド・ニナス」など8業態39店舗のカフェ事業運営管理、企画開発責任者。

ユニマットキャラバン株式会社 http://www.unimat-caravan.com/index.html

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2009年1月8日取材

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