フードリンクレポート
都に流行る「飲食店・株オーナー制」
2009.5.29
「飲食店のオーナーになる」というのは、多くの人の夢として語られる。しかし、飲食店の経営は一朝一夕で始められるものではない。折からの不況により、既存店すらその存続が危ぶまれ、高収益を上げるのが困難となっているのが実情だ。上場企業でない中小・零細の事業者が資金調達をする方法は限られ、新規店をオープンするまでには多くのハードルがある。そんな時代の潮流とニーズを逆手にとった経営手法が、飲食店の株オーナー制。投資家の出資を募り、出店のリスクを分散する。投資家は少額の融資によってレストランオーナーを体験でき、お店の特典を受けられるという仕組みだ。都内に広がりつつある「株オーナー制の店」を取材した。
「鉄板食堂The MADOy Gril」 鉄板をメインにしたスタイリッシュな空間。
・日本初!インターネットによる一般募集型レストランファンド「The MADOy Grill」
2006年9月から東京赤坂で営業開始し、現在運用中の「鉄板食堂The MADOy Grill」。“レストランファンド”という名を業界に知らしめたこの店は、株式会社ケーズカラナリープランニング(代表取締役・越野健太郎氏)が直営している。
株式会社ケーズカラナリープランニングは、「鉄板焼ダイニング」という新ジャンルを提唱。
「私たちの目指すレストランは、“日常使いが出来る”、“本物志向でリーズナブル”なお店です。そのため、毎週通うことが出来る価格帯、店作りを心がけ、シェフが厳選した食材、ドリンクを提供しています。」と越野氏は話す。
<続く>
全文(有料会員様専用)の見出し
・好評につき、低価格レストランファンド「軍鶏郭茶寮」が横浜に登場
・銀座の灯を守り続ける“オーナー”という騎士団
・低価格で女性を取り込む金融商品「おにぎりファンド」
(写真25点、約5千9百文字)
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