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フードリンクレポート


31歳に1億円を託した。
ダイヤモンドダイニングのゴールデンボーイ。
山本 勇太氏
株式会社ゴールデンマジック 代表取締役社長

2009.6.17
ダイヤモンドダイニングが居抜き専門子会社、ゴールデンマジックを5/1付けで設立した。買収したサンプール、フードスコープの店舗を引き継いだシークレットテーブルに次いで外食子会社としては3社目。その社長に抜擢され、資本金1億円を託されたのが、入社わずか4年の山本勇太氏。5年間で100店舗、100億円の目標に向かって、1号店を6/17に新宿3丁目にオープンさせる。


31才で社長に抜擢された、山本勇太氏。

パチンコ店から、「黒提灯」のアルバイトに

 山本氏は中央大学を卒業後、公認会計士を目指して予備校に通いながら、パチンコ店でアルバイトを続けていた。2年後に方向転換する。

「もともと、幼稚園から高校までサッカーをやっており、仲間とはしゃぐのか大好き。そんな自分が、予備校時代は1日10時間以上も電卓を叩いていた。この公認会計士という仕事は違うな、と思いました」と山本氏。

「友人と飲んでいる時、こんな飲食店があったらいいな、というアイデアが浮かんで、これを作りたいと急に思いました。2日後にパチンコ店のバイトを辞めて、そこから1週間で外食企業9社を面接。受かった1つがダイヤモンドダイニング。当時のダイヤモンドダイニングは、たった6店舗。『VAMPIRE CAFE』、『迷宮の国のアリス』、『竹取百物語』など色んな業態を持っていて、僕のやりたいことの勉強が出来ると思って決めました。もちろん、経験もなくアルバイトからスタート。五反田の『黒提灯』のオープニングスタッフです。」

 今でも、当時のアイデアを温め、秘密のまま誰にも話してないという。
<続く>

全文(有料会員様専用)の見出し
全店赤字のサンプールを2ヶ月で黒字化
資本金1億円のゴールデンマジック社長に
チェーン化を念頭
新宿3丁目は「日本再生酒場」に勝ちたい
1店1億円の壁を乗り越えられるか
(写真9点、約4千1百文字)

■山本 勇太(やまもと ゆうた)
株式会社ゴールデンマジック 代表取締役社長。1978年生れ。東京都出身。中央大学卒業後、公認会計士を目指すが方向転換して、2004年にダイヤモンドダイニング入社。現在、西東京地区の統括部長も兼務している。

株式会社ゴールデンマジック「三丁目の勇太」

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2009年6月8日取材

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