フードリンクレポート
ガールズ居酒屋「はなこ」は接客と料理が本気。
健全業態として100店を目指す。
横山 淳司氏
株式会社セクションエイト 代表取締役
JR神田駅前のオフィスにて、横山淳司氏。
・居酒屋とキャバクラを合体させて誕生
横山氏がこの業態を生み出した発想の源は、父親が札幌ススキノでナイト業態を展開し、その会社で、いわゆる“黒服”として働いたことに因る。北海道景気の衰退により、ナイト業態が厳しくなり、新業態が求められていた。
「女の子を扱う商売をやってきました。景気が悪くなり、札幌でもバーとキャバクラが合体したガールズバーも登場しました。そこで、居酒屋とキャバクラを足したもの、今の『はなこ』の原型となる『パッチワーク』という店を2004年に開店。居抜きの居酒屋を使って、女の子に席に付いて接客させました。1テーブルに女の子が1人付いて、客単価4〜5千円の店。女の子の時給も1千2百〜3百円と高くなく雇えるので安くできたんです」と横山氏。
しかし、この「パッチワーク」の売上は期待した程ではなく、修正を加えて「はなこ」を完成させた。
「横に付くという前提でしたが、1時間いるとしても1時間びっちり付く訳ではなかった。店が忙しくなれば着かなくなる。お客様の認識の中では女の子が付く居酒屋。期待をもったお客さんが、何だ付かないじゃんと、離れていきました。」
「はなこ」の女性スタッフ。
全文(有料会員様専用)の見出し
・気軽に見て、ちょこっと話すのが居心地がいい
・コストを掛けない、究極の居抜き
・本気の接客と、北海道料理
・2014年、「はなこ」100店
(写真11点、約4千文字)