フードリンクレポート
<ニューヨーク・レポート>
サラダランチはニューヨーカーの新定番。連日大盛況のサラダ専門店。
2009.8.14
今やニューヨーカーの常識となったサラダランチ。オーダーを受けてその場でサラダを作るサラダ専門店が大人気だ。どの店もランチタイムはごった返し、店の外にまで列ができる盛況振り。この不況の最中、1皿$10前後と決して安くはないサラダを求めて、ニューヨーカーが列を成す。ますます加熱するサラダ人気の秘密を探った。
ニューヨークでは、サラダ専門店が大盛況。
・自由度の高い“カスタムサラダ”が人気
各チェーンとも、オリジナルのサラダメニューを数多く取り揃えているが、自分の好きな具材を選び、自分好みのサラダを一から作る“カスタムサラダ”が主流。70種類以上にも及ぶトッピング、ローファットやファットフリーまでタイプも様々なドレッシングを、その日の気分で組み合わせることができる。その組み合わせはまさに無限大で、飽きさせない。
2001年にNYでオープンし、マンハッタン内に4店舗を展開するサラダ専門店『chop't』行列は12時過ぎ位からでき始め、13時半過ぎまで続く。この『chop't』の他、『just salad』『dishes』などがミッドタウンにチェーン展開をしている。
サラダボウル片手にランチを取る男性の姿は、もはや見慣れた光景。
<続く>
全文(有料会員様専用)の見出し
・目の前で行われる“チョップ(刻む)”“トス(混ぜる)”の演出とフレッシュ感
・客の約半数が男性ビジネスマン
・トレンドとしてのランチサラダ
・単純明解なオペレーションで人件費を抑える
(写真28点、約5千4百文字)
株式会社リクルートにて人材ビジネス領域で商品企画を担当。2006年7月から夫の転勤に伴い、NY在住。2008年一時帰国し、カフェ・カンパニー株式会社に勤務後、2009年4月より再びNYへ。食に関する気になる最新情報をレポート中。趣味は、レストラン巡りと料理。