フードリンクレポート
省ゴミ化に貢献する、安全・安心なAGFインスタントティー。
マーケティング担当の近藤俊彦氏(業務用事業部 企画部 流通企画グループ 課長代理)。
・2012年、リサイクル率40%が求められている
AGFのインスタントティーは、インスタントコーヒーの製造技術から生まれた。オフィス向けにお茶を入れる手間を省ける、ディスペンサー向けお茶「新茶人」を20年前から販売しているが、外食向けにもその技術を活用して商品を開発した。現在は、緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶の3種。11月にはむぎ茶も発売予定で、便利な2L用の使いきりウーロン茶個装パックも開発中。
製法は、淹れたてのお茶を噴霧乾燥したパウダーを独自のアグロマート製法で顆粒化している。そのため、パウダーの表面積が広くなり、冷水でも溶けやすい訳だ。
味についても、8月開催の居酒屋産業店でブースを出した際、居酒屋経営者から「飲みやすくて、美味しい」と好評を博している。
もっとも注目すべきは、淹れた後の茶葉が出ず、省ゴミ化に貢献している点。2007年12月に施行された食品リサイクル法は、外食企業に12年までにリサイクル率を40%にまで引き上げることを求めている。
また、AGFは品質管理を徹底した自社工場で製造しており、安心・安全が保証されている。また、量を調節して、味の濃い料理には濃い目など店独自の濃度で安定したお茶を提供できる。
環境や食の安全・安心面で6つのメリット。
緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶の3種。各150g。
・しかも、コストダウン
5Lのお茶をやかんで沸かし作る場合、煮出すのに約20分かかるが、AGFインスタントティーなら熱湯や冷水で混ぜるだけで約3分。作業時間は85%削減され、ゴミの量は約95分の1に減らされるという。
ウーロンハイ用のウーロン茶で2LペットボトルとAGFインスタントティーを比較すると、費用は約3分の1、ストック用スペースは約20分の1、ゴミ量は約53分の1に削減されるという。
3種共に、150g入りアルミパウチ入り。6〜8gを1Lの温水や冷水で割る。1袋で約20L、つまり、2Lペットボトル約10本分に値する。仕入れ価格で考えるとペットの半額以下になるだろう。
無料茶として提供する場合も、ウーロンハイ・緑茶ハイのように有料で販売する場合にも使用できる。省ゴミ化を考える外食企業には、フィットする商品だ。
→味の素ゼネラルフーヅ株式会社