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フードリンクレポート


医師、栄養士、飲食店、
三位一体で臨む「メディカルキュイジーヌ」。

2009.9.24
「糖分控えめ、塩分控えめ、アルコールはほどほどに」が、健康を維持するための定説。カロリーオフや低脂肪の食品を好むヘルシー志向が蔓延する中、「メディカルキュイジーヌ」が業界の垣根を越えて拡がりつつある。これまで、病院で供されていた“薄味”で“味気ない”と評されていたものは、“見てよし” “食べてよし” “体によし”の料理として新ジャンルを築きつつある。健康食の常識をくつがえす試みは「商圏が狭い」といわれる飲食業の常識も圧倒し、新たな顧客を取り込みつつある。


栄養士が健康サポート。

病院食に革命をおこした「マンスール」

 フレンチのシェフがプロデュースする日本で初めての院内レストランとして、2005年にオープンした「ミクニマンスール」。店名は、1970年代にフランス人のシェフ、ミッシェル・ゲラール氏が提唱した「美しく、美味しく、カロリーを抑えた料理」という意味の“キュイジーヌ・マンスール”に由来する。

 東京・千代田区にある四谷メディカルキューブは、一般外来のほかに女性専用外来などもある都市型の有床クリニック。ここでは、フレンチの名店「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國清三シェフがプロデュースした病院食が提供されている。同施設の最上階にあるレストランは、病院食同様にメニューはすべて三國シェフが監修する。「美しく、おいしく、心と体に優しい料理」をコンセプトに、見た目が美しいだけでなく、カロリーと栄養バランスも考慮されている。


9月のアンチエイジングプレート(2500円)。
<続く>

全文(有料会員様専用)の見出し
ホテル発「ドクターズキュイジーヌ」を謳った人間ドック付き宿泊プラン
薬局併設の医食同源レストラン
バランスのとれた「スクエアーミールズ」を提供
(写真26点、約4千1百文字)

【取材・執筆】 水口 海(みずぐち うみ) 2009年9月6日執筆

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