フードリンクレポート
「どんぶり道場」が化けそう!
回転寿司の次はフードコート。
丸山 晃 氏
株式会社アールディーシー 執行役員 専門店事業部長
イオン土浦のフードコートに出店した390円かつ丼の「どんぶり道場」。
・歯科医が経営する回転寿司
アールディーシー代表、大島敏氏は岩手県医科大学を卒業し、1980年に生まれ故郷の埼玉県寄居町で大島歯科医院を開業した。
「開業当時は、医者が偉いとあがめられた時代。しかし、社長は、その日診察した患者に『痛くないですか、薬は効いていますか』と必ず電話をかけたそうです。『おばあちゃん、僕が終わったら送って行ってあげるからちょっと待ってて』と家まで送ってあげたり。正にホスピタリティ。それを普通にやっていたら、2時間待ちの行列のできる歯医者になったそうです。そして、患者さんから大島先生じゃないと厭だと言われ、お客様から忠誠心をもらった瞬間を感じ、その時に起業を決意したそうです。もっと大きな舞台でやれば、もっと多くの人を喜ばせることができると起業した」と、丸山氏は大島社長を語る。
アールディーシー、丸山晃氏。
大島氏は当時チェーンとしては未だ発展していなかった回転寿司とラーメンに目を付け、ますは学ぶため「元禄寿司」のFCに加盟し、その後、独自ブランド「がってん寿司」を立ち上げ、回転寿司ブームに乗って、75店舗にまで拡大した(分社した北関東アールディーシーの店舗を含む)。
「当初は出生地の埼玉県に絞って出店。普通なら漁港が近い方が流通も良さそうなのに、敢えて海なし県の埼玉県、栃木県、群馬県に出店し続け、ドミナントを作った。完全に独り勝ちの土壌を作ったんです。」
「さらに、駅前や商業施設には出店しないで、郊外の家賃が安いところに作った。車でないと来られない郊外に作った。家賃が安く、投資しても回収が早い。社長の目の付けどころが良かった。」
全文(有料会員様専用)の見出し
・他業態をやって分かった回転寿司の効率良さ
・一業態は15年、次の柱を求めて他業態に
・フードコート用にコンパクト化
・調理技術力には絶対的な自信
・回転寿司の不況は遅れてやってきた
(写真10点、約3千9百文字)
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