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フードリンクレポート


「村さ来」はマルチFC企業に転換。
まずは「ぼうずこんにゃく」「手羽藩」。
加藤 清司氏
フード インクルーヴ株式会社 代表取締役社長

2009.10.28
1973年に東京・経堂に誕生した「村さ来」。1956年創業「養老乃瀧」、1969年創業の「天狗」、1973年創業の「つぼ八」などとともに、日本の高度成長を支えた居酒屋チェーンだ。オーナーも変遷し、2009年8月に社名を「フード インクルーヴ」に変更し、マルチFC企業に生まれ変わった。


フード インクルーヴ株式会社の社長、加藤清司氏。

酎ハイは「村さ来」が広めた

「村さ来」の創業者は、清宮勝一氏。1973年に東京都世田谷区経堂に1号店を出店。当時、酎ハイは焼酎を炭酸で割っただけのものだったが、それにシロップを加えて、多様な酎ハイのバリエーションを作ったのが「村さ来」。80年代にはシロップの酎ハイが若者の間でブームとなり、800店を超える全国居酒屋チェーンに成長した。

 出店はフランチャイズ方式を採用。日本料飲コンサルタンツという会社を設立。FC1号店を76年に東京・代沢にオープンさせた。県毎に地区本部を任命し、積極的に出店。82年、83年と連続で100店を超える加盟店を作った。

 しかし、あまりに早い出店スピードに中身が追いつかず、バブル崩壊も相まって破綻。消費者金融のレイクを経て、94年に加ト吉に買収された。


「手羽藩」のテラス席。
<続く>

全文(有料会員様専用)の見出し
「村さ来」は今も240店
マルチ業態FCに転換
「ぼうずこんにゃく」は漁師直送で高利益
当面は月1店ずつ着実に
(写真3点、約2千8百文字)

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2009年10月16日取材

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