・ウイスキーを求めてパブに潜入！誰が何を飲んでいる？

　お酒大好き！でも、最近はもっぱらワイン党でウイスキーはビギナーに近い私。１年くらい前からハイボールをビールの代わりに飲み始めたくらい。

　香りや大人なイメージは好きなのですが、本格的にウイスキーを飲む機会が無く、お気に入りのウイスキーも好きな飲み方も、正直まだありません。とりあえず、手始めに“ウイスキー”をお店で飲んでみることに。


ウイスキービギナー村田です。

　まず訪れたのは、東銀座にこの２月にオープンした「82」東銀座店。「82」は、英国風パブ「HUB」を経営する株式会社ハブの、ターゲットをもう少し大人に合わせた業態。そして、ウイスキーをウリにしたパブです。


「82」東銀座店

　真冬のように寒く冷たい雨の水曜日。21時過ぎに入店すると、ほぼ満席の盛況ぶり。ほとんどが会社帰りのサラリーマン風で、男性が多かったけれど、男性上司と女性部下やカップルという組み合わせもちらほら。女性も入りやすい、明るくカジュアルな雰囲気が居心地いいです。


店内。

　店内にはたくさんのウイスキーの瓶が並び、メニューもウイスキーが最初に来て、ハイボールに始まり、スコッチ、バーボンと数ページにわたって、ウイスキーのメニューが続きます。ウイスキーへの力の入れようが伝わってきます。




価格はかなり良心的。シングルモルトが500円前後で楽しめます。

　ですが、みなさん何を飲んでいるかと見てみると、ビールが多数。仕事帰りはやっぱりビールなのかなぁと思いながら、メニューを開くと１ページ目に「ビールもいいけど、たまにはハイボールしませんか？」の文字。お店おすすめのハイボールがなんと６種類も並んでいます。まずはその中から「82特製ハイボール」を注文。


「82特製ハイボール」（600円）

　ハイボールは銅製のオリジナルタンブラーで提供され、いつまでもキンキンに冷たいまま。「おいしい！」

　程よい甘さとウィスキーのいい香り。ちょっとクセのある香りも、炭酸がすっきりさせてくれて爽快。このハイボールはグレンリベットをベースにして梅酒が加えてあるそうで、とても飲みやすく、シングルモルトの香りと梅酒の香りが合うから意外です。カクテル感覚で飲めて女性には嬉しいお味。

　隣に座っていた女性（30歳前半、OL風）は、「お疲れハイボール」（600円）をオーダー。同様にグレンリベットベースに洋ナシジュースを加えたもので、思い切って感想を聞いてみると「甘みがあって爽やかで、おいしい！」とのこと。ウイスキーは飲まないけれど、ハイボールは最近飲み始めたとか。彼女は、さらにこの後「82『角』ハイボール」（500円）を頼んでいました。


　2杯目を頼む頃になると、周りの男性のみのテーブルでもハイボールが並び始めました。乾杯はビール、その次はハイボールという順番なのでしょうか。でも、この時店内にいたお客さんは大体ハイボール止まり。

　その理由はというと、「ハイボール系じゃないと、飲む気がしないかな。ウイスキーは種類とかよくわからなくて、難しいイメージ。」（33歳男性）とか、「ウイスキーは女の子のいるお店（キャバクラやクラブ）で、付き合いで飲む程度。ビールやワインと違って、気軽に飲めない感じ。味的にも毎日飲むにはヘビーでしょ。」（31歳男性）との意見も。

　やっぱり、ハイボール天下はまだまだ続くのか・・・？