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フードリンクレポート


3強崩しに挑むのはすき家、吉野家の大手牛丼系列店。
〜安さ、新鮮、プラスアルファ。回転寿司勝ち組の強さを探る!〜(5−3)

2010.7.14
サブプライム不況による外食低価格化で、再度注目を浴びている回転寿司。しかし、その内実はいち早く100円(税込105円)均一に加え、プラスアルファの施策に取り組んだチェーンのみが売り上げを伸ばし、あとは停滞もしくは売り上げが落ちている。どこで差が付いたのか、でかネタの非均一料金系にはチャンスがないのか。回転寿司の現状を探ってみた。5回シリーズ。レポートは長浜淳之介。


丸亀製麺をほうふつさせる「奥羽寿司製作所」。「平禄寿司」が出店。

3強崩しに挑むのはすき家、吉野家の大手牛丼系列店

 あきんどスシロー、くら寿司、かっぱ寿司の3強以外は、総じて苦戦続きである。

 現在はジー・テイスト傘下に入っている、回転寿司の元祖的存在「平禄寿司」は、130円均一をやめて皿によって価格の幅を持たせているが、今年3月決算によれば17.8%も売り上げが減って、約69億円となっている。

 そこで、東北9店で100円均一の「奥羽寿司製作所」という新業態に変えるなど、再構築をはかっている。米、味噌、醤油を含め東北の地産地消にこだわっているようだ。「とんこつラーメン寿司」などといった、アバンギャルドなネタにも取り組んでいる。
<続く>

【取材・執筆】  長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ) 2010年7月6日執筆

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