フードリンクレポート
カクテル創作は“錬金術”。カクテル創作オフ会に潜入!
こんなカクテルに誰がした?あの美味しさとカッコ良さをもう一度! Day13
カクテル創作は“錬金術”。何でもありの楽しさがありました。
・ヒット作が生まれるか?カクテル創作オフ会に潜入!
7月某日。Twitterで「日比谷Bar」のつぶやきを見ていたら、テキーラのオリジナルカクテル創作オフ会開催のつぶやきを発見。早速参加してきました。
このイベント、毎月課題のスピリッツが決められ、その課題スピリッツを使ったカクテルを考えて作ってもらいます。考えるのはバーテンダーでなく、お客さんです。「日比谷Bar」各店共通のイベントで、エリアごとのお客さんの投票で見事1位に輝くと、そのカクテルが翌月の特別メニューとしてエリア内の各店舗で提供されます。カクテル名も自ら名付けることができ、考案者本人とその同伴者は、その月そのカクテルが来店ごとに1杯無料という面白い企画。参加費は、オフ会当日飲み放題&食べ放題(3時間)で4000円です。
店内の黒板でのイベント告知。
通常営業の中で、カウンターいてオフ会を開催。
今月のお題は、テキーラの「ドン・フリオ レポサド」と「トレス マゲイヤス ブランコ」で、「テキーラの新しいスタンダードカクテルをつくる!」というのがテーマ。両者とも飲んだことが無かったので、とりあえず試飲。
今月のお題の「トレス マゲイヤス ブランコ」と「ドン・フリオ レポサド」
お店にあるスピリッツ、リキュールはほぼ何でも使ってOK。自由にどうぞと言われましたが、何から取りかかっていいか分からず戸惑っていると、カウンターの隣に座っていた参加者の方がすらすらとオーダー。「テキーラと、アプリコットとスロージンとグレープフルーツで。」それをバーテンさんがオーダー通りに作ってくれます。
隣のお客さんオリジナル。ほんのり甘い、それぞれの香りが活かされた美味しいカクテルでした。
バーテンさんがカクテル作りの相談にも乗ってくれます。
「ほうれん草とベーコンのサラダ」食べ放題なのも嬉しいところ。
組み合わせるコツは?と聞いてみると、「とにかく目についたものを試してみる」か、「スタンダードカクテルからヒントを得て、材料の一部をアレンジしてみる」とのこと。本当に何でもありのようです。「創作カクテルは、“錬金術”のようなもの。意外な組み合わせが、美味しいカクテルになったりします。どんどん試してみてください!」とバーテンダーの見澤さん。
そういうことならと、まず作ってもらったのは、私が好きなカンパリとテキーラの組み合わせ。グレープフルーツジュースを加えて仕上げてもらいました。
飲んでみると、美味しいのですが面白くない味。カンパリ×グレープフルーツが強烈過ぎて、テキーラが陰を潜めてしまいました。他のお客さんが作ったカクテルも味見させてもらいましたが、テキーラ×グレープフルーツリキュール×抹茶リキュールという組み合わせで、こちらも微妙なお味。狙い過ぎてもうまくいかないようです。
こちらは、先月の課題「ボンベイサファイア」を使った、優勝者のカクテル「イエロー・サンライズ」(945円)
でも、やっているうちにチャレンジ精神が沸いてきて、どんどん楽しくなってきました。思いきって選んだのは、テキーラにウイスキー、しかもアイラ系のラフロイグ、そしてアプリコットリキュールを加えてみることに。仕上げはトニックで。
私の2作目。テキーラ×ウイスキー。できあがるまでのドキドキ感もクセになりそうです。
これが意外にも美味しかったんです!最後にフロートしてもらったウイスキーが、テキーラとアプリコットの陽気な雰囲気のアクセントにちょうどよく、全体がまとまっていました。私はこれに「ビター・バケーション」という名前を名付けて、私の出品作にしました。
自分の出品作は「創作シート」にレシピを書いて提出します。
カクテルを創り出す楽しさが味わえ、カクテルにより親しみを持てる素敵なイベントでした!