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【関西外食!めっちゃ熱いやんけ!!】
No.17 遊び上手な大人が集う店作り る主水。

2011.8.10
現在、著しい成長を続けている、大阪。東京の次に日本の外食をリードする拠点でもある。大阪駅の開発プロジェクトによって、大阪の街が注目されている。また、今後は大阪駅北側に広がる梅田貨物ターミナル一帯も再開発事業の手が加わり、国際交流・教育・ビジネスの拠点へと変わる。今、日本中で最も熱い関西エリア(大阪・兵庫・京都)の熱い外食経営者達を毎日1人ずつ紹介する。レポートは小山裕史。


松原孝次氏(右)、石田礼子氏(左)(有限会社ル・モンド 取締役)

遊び上手な大人が集う店作り る主水

 神戸、西ノ宮を中心に、7店舗を展開する有限会社ル・モンド 取締役 松原孝次氏、石田礼子氏。名物鉄人鍋に各地から取り揃えた鶏料理、備長炭使用の炭火焼、四季折々の素材の旨みを伝えるお魚料理や一品料理を落ち着きのある空間で楽しんでいただける遊び上手な大人が集うお店だ。

 地元密着のル・モンドは店舗によって内装にそれぞれ特徴がある。住宅街にある西宮店は天然木のビックカウンターと囲炉裏のテーブルが雰囲気創りを演出している。多くのオフィスと住宅が混在する福島店は、円形のボックス席が特徴だ。壁面を覆うガラスの空間には、観葉植物が贅沢に飾られていて、大空間の中なのにまるで個室にいるような感覚がする。重厚感溢れるエントランスは大人の世界へと我々を誘う。

 三宮にあるLeMonde櫂店は大人の女性の好みそうな落ち着いたモダンな空間造り。一人でもゆっくりできるカウンター、和空間の個室、格子の中にあるテーブル席等、会食の内容や相手の方に見合った雰囲気の席を選べる空間づくりをしている。料理の個性を高めるために器ひとつにもこだわりを持ち、窯元の方に料理に合った器を焼いてもらいオリジナルの器を使用している。そんな多彩な空間で、食する炭・菜・肴・彩・揚・飯・甘は、味にうるさい関西人も納得である。

 今後の出店計画は、未定だが物件次第で、出店していきたいと松原氏は語る。実際、東京での出店も考えていた時期もあったが、今回の震災もあり、計画は止まってしまった。また、ル・モンドでは、スイーツも販売している。「戦略として、ル・モンドを基軸にして、他方面の業態を考えていく。定食屋、スイーツや物販などの柱を作り、どんな状況下でも対応できる企業にしていく。」と熱く語る石田氏。関西のアクティブな大人に愛さ続けられるル・モンドは健在である。


■有限会社ル・モンド 取締役 松原孝次氏、石田礼子氏
〒663‐8181 西宮市若草町2‐10‐13 カベラビル2F
電話:0798‐41-9873  店舗数:7店舗
HP:http://www.lemonde-jp.com/index.html

【取材・執筆】 小山 裕史(こやま ゆうじ) 2011年4月23日取材

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