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【関西外食!めっちゃ熱いやんけ!!】
No.18 TKO木下の兄貴は、元祖!鉄板鍋なんや!

2011.8.11
現在、著しい成長を続けている、大阪。東京の次に日本の外食をリードする拠点でもある。大阪駅の開発プロジェクトによって、大阪の街が注目されている。また、今後は大阪駅北側に広がる梅田貨物ターミナル一帯も再開発事業の手が加わり、国際交流・教育・ビジネスの拠点へと変わる。今、日本中で最も熱い関西エリア(大阪・兵庫・京都)の熱い外食経営者達を毎日1人ずつ紹介する。レポートは小山裕史。


木下眞行氏 (株式会社キノシタ 代表取締役)

TKO木下の兄貴は、元祖!鉄板鍋なんや!

 ご存知、お笑い芸人「TKO」の木下を弟に持つ、株式会社キノシタ 代表取締役 木下眞行氏は、1991年3月に「元祖鉄板鍋きのした」を寝屋川にオープンしたのが、大阪名物の鉄板鍋の元祖1号店である。

 元々、銀行員だった木下氏は、「和牛焼肉きのした 本店」を四条畷に創業した。23歳の時に個人で焼肉屋を始めたのがスタート。木下家の事情で商売せなあかんと思い、焼肉屋をスタートした。焼肉業態を選んだ理由は、お客さんが、勝手に焼いてくれるしやり易い、また、肉も業者さんが切って持ってきてくれるもんだと思っていた。タレも買ってくればいいと思ったのが、大間違いだった。料理のノウハウがなくても、キムチも鶴橋いけば、買えるなど安易な考えであった。ところがどっこい、ダメダメで、失敗だらけだった。見切り発車をしたと、木下氏は語る。

 その後、真剣に業態を考えたあげく、大阪発である、鉄板鍋を開発した。幼いころ、木下氏が家族で食べたすき焼を思い浮かべ、お肉を焼くと言う事を、“お肉を炊く“と言う事が頭をよぎり、すき焼きのような鍋料理を考案した。当初は、鉄板鍋はなかなか売れなかったが、鉄板鍋を食べたお客さんの口コミが大阪中に広まり、20年経った今では、大阪、東京で8店舗を展開するブランドになった。

 鉄板鍋以外にも、創業ブランドの「和牛焼肉きのした」や「鉄板焼KINOSHITA」、「つけ麺 眞(ジン)」など、直営、FC、グループ店含め28店舗を展開するまでになった。そんなキノシタの成長を影で支えているのが、TKO木下氏もテレビで、ネタにしている、木下家のおかん(母親)である。

 鉄板鍋を商品化した際のヒントも木下氏の母親のアドバイスがあってこそである。まさに、元祖鉄板鍋の産みの親。そんな木下家のおかんが、注目されたのは、某テレビ番組の「芸人の母親の自慢の手料理」のコーナーで、木下家の母親の故郷である、大分県中津の中津からあげである。その後、「空とぶからあげ」の名前で、大阪門真、堂島に店舗を出店した。

 TKO木下氏も鉄板鍋や空とぶからあげを宣伝しており、まさに木下家全員の結集の証が、キノシタである。お笑い、外食の今後は木下が盛り上げてくれる事、間違いない。


■株式会社キノシタ 代表取締役 木下眞行氏
〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地2-3-13 若杉大阪駅前ビル1801号
電話:06-4798-2311  店舗数:29店舗(直営、FC、独立店含む)
HP:http://www.kinosita.net/index.html

【取材・執筆】 小山 裕史(こやま ゆうじ) 2011年6月13日取材