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鶏肉一筋の店主セレクトによる、かしわ料理店。
「焼鶏 あきら」
(東京・丸の内/鶏料理)

第289回 2009年10月27日

焼き肉スタイルでいただく七輪の焼き鶏。
 東京駅を中心に、隣接する大手町と共にビジネス街として発展している丸の内。次々と再開発が進み、新しいビルが立ち並び、人の姿とともにブランドショップや飲食店も増えつつある。そこに、2009年9月3日丸の内ブリックスクエアの開業とともにオープンしたのが、「焼鶏 あきら」。中目黒に本店を構える「焼鶏 あきら」スタイルでの初支店だ。


総料理長の清水明氏。

 経営母体は、六本木ヒルズ森タワー52Fにある「ミュージアムカフェ マドラウンジ」などを直営するほか、東京・大阪などで商業施設及び店舗の総合プロデュース並びに運営などを行うソルト・コンソーシアム株式会社。今回紹介するのは、中目黒の人気店「焼鶏 あきら」の初支店。鶏肉一筋の清水明総料理長が本店同様に全国の養鶏所からセレクトした鶏料理メインの店だ。


外観。

 店内は、中目黒本店同様に京風のイメージを残し、小上がりにしている。赤と黒をベースに和紙や木目をいかし、落ち着きと深み、温もりを感じられるつくりに。奥には個室も用意されているので、接待利用も可能となっている。


店内。


目の前で調理風景が見えるカウンター席。

 10代で料理の世界に入り、その腕を磨いてきた清水明氏は鶏肉に対して深い思い入れを持っている。「常に心がけているのは、生産者が一生懸命育てた鶏そのものが持つ美味しさを引き出すことです。」“個々で自由にあつあつの炭火焼きを楽しむ”というコンセプトのもと、焼き肉スタイルでいただく七輪の焼き鶏に刺身、たたき、鍋までさまざまな調理法を提案している。


新鮮素材だからこそ可能な鶏の刺身。


鶏を焼き肉スタイルで。

 鶏肉だけでなく、野菜や米など、扱う食材のひとつひとつにこだわりがある。「素材は全て私が舌で選び、美味しいと思ったものだけを取りそろえています。」友人や顔見知りの業者から勧められた旬の食材が、その日のうちに清水氏の手にかかり、「本日のおすすめ」としてテーブルに並ぶことも。


箸休めにピッタリの白菜サラダ。

 ドリンクは生ビールをはじめ、清水氏こだわりの焼酎・日本酒・梅酒の他に、手頃なワインも豊富。カクテルやシャンパンも取り揃え、女性や若い世代も抵抗なく焼き鶏に親しめるようになっている。


豪快な鶏料理。

 店を訪れるのは、周辺に勤務する会社員やOLがほとんど。男女比は半々だ。週末になると、カップルや家族連れが押し寄せる。「丸の内限定のランチとして、炭焼き鶏のハンバーグや鶏かつライスなども提供しています。夜は、中目黒と同じメニューだけでなく、本店と違う味付けの鶏すき焼きも提供しています。鶏料理には、従来知られているものだけではなく、いろいろな楽しみ方があります。そういったものを提案して、老若男女に親しんでいただきたいですね」と清水氏。


目の前の七輪で調理。


名物の鶏すき焼き。

 鶏を吟味し、より新しく、より美味しい調理法を提案していく「焼鶏あきら」。鶏はもちろん生産者、そして食という行為そのものに対する店主の深い愛情が感じられる店だ。


【焼鶏 あきら 丸の内ブリックスクエア店】
住所 東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエアB1F
電話番号 03-6269-9226
営業時間 11:00〜15:00(L.O.14:30) 、17:00〜23:00(L.O.22:00)
日・祝 17:00〜22:00(L.O.21:00)
定休日 施設に準ずる
客席数 48席
客単価 昼1,000円、夜4,000円
開店日 2009年9月3日
経営母体 ソルト・コンソーシアム株式会社
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
水口 海(みずぐち うみ)     2009年10月6日取材

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