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大鍋で作る3種の煮込みが自慢。
「国分寺煮込本舗 次男 申喰゛楽(もぐら)」
(東京・国分寺/居酒屋)
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第363回 2011年4月21日

目の前で豪快に盛り付けられる。「もつ煮飯」(500円)

 国分寺駅南口から徒歩3分の所にオープンしたこの店の入口には、まず驚かされる。なんと高さ1m程しかない小さい扉なのだ。腰をかがめて中へ入ると、細長く延びる店内。店名の通りもぐらの気分だが、これがアットホームで居心地良く落ち着く。


外観。迷いやすいが、それがまた隠れ家のようで楽しい。


外壁にはめ込まれた照明。


入口の引き戸。1m位しかない。


内側から見た入口。

 この店は、国分寺駅の北口にも「国分寺元気本舗 長男 猿酔家」、「トリカゴ」の2店舗を構える株式会社猿屋一家の新店。北口の店は駅から少し外れた場所にあるが、1店舗目をオープンさせた2007年以来、常連が付いて贔屓にされている。国分寺で集中して出店したいという代表の藤野氏の思いもあり、今回の南口への出店となった。


エントランス脇の小窓。

 店内に入って目に飛び込んでくるのは、コの字の大きなカウンターとその中に前に並ぶ大鍋。「コの字のカウンターで、中に入って、お客様とコミュニケーションを取りたかった。温かい料理を目の前で『これ食べたい』と言ってもらえる店にしたかったんです。」という藤野氏の思いが表れている。


10席のカウンター。

 名物は、この大鍋で煮込まれた「牛すじ煮込み」、「肉豆腐」、「もつ煮込み」(各380円)の3種類の煮込み。よく煮込まれて味の浸みた煮込みは、どれもボリューム満点。ちょっと濃いめの味付けで、お酒がよく進む。


大鍋が3つ並ぶのと迫力がある。


「牛すじ煮込み」(380円)


「肉豆腐」(380円)

 カウンターに座れば、鍋を見ながら選べ、器から溢れるほど盛り付けられるところを目の前で眺められるのが嬉しい。そして、それぞれの煮込みをご飯に大胆にぶっかける「もつ煮飯」、「牛すじ飯」、「肉豆腐飯」(各500円)は、シンプルだがご飯と一緒に頬張れるまた違った美味しさと満足感を味わえる。ご飯をうどんにすることも可能。


「レバ刺し」(500円)

 カウンターの他、ボックスになったテーブル席、掘りごたつのテーブル席、そして、雰囲気の違う個室も用意。女子会やママ会、合コンにも使える、オシャレな雰囲気に仕立ててある。個室では、呼び鈴のかわりに、紐を引くとスタッフを呼べる。紐を引くと、部屋の外でライトが光り、スタッフが目で見て確認する仕組みなのだ。


掘りごたつのテーブル席。


ボックス席。


雰囲気の違う個室。カーペットが敷いてあり、居心地が良さそうだ。


紐を引くとライトが光る。電子音が鳴って雰囲気が壊れることもない。



店内。

 大胆なメニューはドリンクにも。何とフルーツがそのままゴロっと入る「丸ごとサワー」は、例えばグレープフルーツ(880円)なら、皮を剥いたままのグレープフルーツが丸ごと入り、潰しながら飲むのだ。サワーがなくなれば、フルーツをグラスに残して、サワーだけのお替り(200円)も可。お替りをすればするほどお得で、何杯でも楽しめそうだ。ドリンクは1リットルジョッキもあり、「男前で」と注文する。1リットルという大容量だが、通常価格の倍の価格から100円を割り引いた金額で楽しめる。飲み助の為にある店のようである。

 会社帰りに、カウンターで煮込みをつまみながら一杯。行きつけにしたい店である。

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【国分寺煮込本舗 次男 申喰゛楽(もぐら)】
住所 東京都国分寺市南町3-22-31 南ビル1F
電話番号 042-328-7253
営業時間 17:30~01:00
定休日 日曜休み
客席数
客単価
目標月商
開店日 2011年3月30日
HP
経営母体 株式会社猿屋一家
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
 村田 麻未(むらた あさみ) 2011年4月13日取材

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