常時70～80種類、日本全国の日本酒が揃う。

　「日本酒と魚」と聞くと高いというイメージを持つ人も多いが、ここは常時70～80種類の日本酒が250円から味わえる店。しかも、三浦半島の漁港からその日水揚げされた“朝どり魚”を仕入れ、新鮮な魚料理と共に頂けるのだ。


外観

　経営は、横浜を中心に「はなたれ」を展開する株式会社ファーストドロップ。この店舗ももともと「はなたれ」として営業していたが、日本酒を今まで以上にクローズアップし、席数を増やしてリニューアルをした。


店内


店内には、酒蔵のまいかけや日本酒の瓶が飾られている。


店内奥、掘りごたつの席。

「日本酒好きはもちろん、日本酒を飲んだことのない人にも楽しんで欲しい」という思いから、日本全国の産地の日本酒を揃え、通常よりは少なめの量（90ml）で価格を抑えて提供している。神奈川の地酒も揃えている。利き酒師の資格を持つ店長に相談できるので、日本酒初心者でも安心だ。しかも、日本酒は全て熱燗ＯＫというから日本酒好きには嬉しい。

　鮮魚は、日によって種類は変わるが、なんと30種類程揃う。好きな魚を選べる「5品盛り合わせ」（1800円）、「3品盛り合わせ」（1200円）はボリュームもありお値打ち。マグロ問屋の目利き人から仕入れるマグロもぜひ試して欲しい。本マグロとその日おすすめの天然マグロ刺身4種を盛り合わせた「天然まぐろ盛り込み」（1000円）など。


30種類のネタの札がかけられたメニュー。選ぶのも楽しくなる。


好きな魚を選べる「5品盛り合わせ」（1800円）この日は、まごち、生しらす、生本めじまぐろ、地だこ、朝どり自家製しめ鯖。


マグロの目利き人について紹介されているメニュー。

　生しらすも名物で、こちらもその日に獲れた物だけを使うこだわりよう。ちなみに同社では、『綺麗な海を』『豊かな海を』と掲げ、「生しらすプロジェクト」を設立。全店舗において、生しらす、釜揚げしらすを使用した全商品の売上げの１％を半年に１度、海に関する環境保護団体に寄附、もしくは、水産資源を増やす放流事業などで協力している。

　野菜も提携する三浦の契約農家「川ばた農園」から直送される地野菜を使用している。その時々の旬の野菜を使ったメニューが楽しめる。シンプルに塩やマヨネーズ、味噌に付けて食べる「地野菜盛合わせ」（大800円／小500円）が人気。ヘルシーで女性にも好評である。


農家から新鮮な野菜が直送される。


「川ばた農園」についてもメニューで紹介。

　日本酒を色々飲み比べながら、神奈川の地の魚と野菜と味わえる。しかも、駅から徒歩1分という好立地。日本酒好きのみならずとも、立ち寄りたくなる店である。