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しゃも三郎
第87回 2005年06月04日

編集部の気になる商品とお店

安くてウマイ!焼き鳥王道店
「しゃも三郎」

(堂山町/焼き鳥)

 宮崎地鶏を中心にしたメニューで、坪当たり月商約43万円を売り上げる繁盛店が大阪 梅田にあるしゃも三郎。
経営母体は、味鳥食品。梅田エリアに、本店にあたる闘鶏本店、闘鶏二郎、しゃも三郎を3店舗出店、その他心斎橋などに全7店舗を出店している。

 しゃも三郎は、最も梅田駅からも近く、アクセス至便の飲食店激戦区に立地している。オープンしてから9年経過した現在でも繁盛している秘訣を探りに、店を訪れた。

 店内を訪れると、「いらっしゃいませ」と元気よく迎えてくれるのが、店長の前田進二さんだ。失礼ながら、店内は特別お洒落でもなく、カクテルやデザートメニューが充実しているわけでもない。それにも関わらず、カウンターは20代〜30代らしき女性客でいっぱいだ。

 とりあえず、中生ビール520円と刺身盛り合わせや、焼鳥各種を頼む。
ほどなくして運ばれた刺身盛り合わせは、笹身・きも・心・ずりの4種類の味が楽しめて630円とお値打ちメニュー。コリコリとした歯ごたえのある刺身は、新鮮で臭みは全くない。
 ビールを飲み干した後に、思わず日本酒を追加。こちらも二合で630円と安く、のん兵衛の私にとってはうれしい価格だ。

 店の一番人気メニューの地鶏もも焼は、焼き上げたもも肉を網に入れ、鶏脂をまぶして炭火にかざして、香りをつける。この際、炎がかなり燃え上がる。焼き上げた鶏肉は、熱々の鉄板に乗せられて提供される。
 炭火の香りのついた鶏肉はもちろん、鶏の旨みが染み込んだ玉ねぎも絶品である。この他、滅多に入らないソレリスの刺身630円や、隠れた一番人気の鶏ホルモン串焼き2本250円などが人気メニューだ。

「鶏肉は宮崎地鶏を使用しています。焼鳥など火を通すメニューでも、刺身で食べれるほと新鮮なものを使用し、備長炭で焼き上げています。
 特にメニューなどを女性向けに、と考えたわけでないのですが、女性客が増えてしまって。男性客は、お店を決めたらあまり浮気をしないのですが女性は、新しいお店が好きだし、口コミなどで他の人を連れてきてくれるんですよね。
 それから、スタッフにも笑顔を徹底させますが言う前に、自分が実践しています」と、前田さん。

 ちなみに、後日取材の申し込みをさせて頂いたところ前田さんは「先日、カウンターに座っていらっしゃいましたよね」と一言。
一度見ただけで、顔を覚えているのはさすがというべきだ。

 スタッフは、ほとんどが若い男性。店内は活気があり、きびきびとサービスしてくれる。安くておいしいというシンプルな居酒屋王道店だ。若い女性が6割という店内も、安心感があり、人気の理由のひとつである。

しゃも三郎
しゃも三郎人気のメニュー各種。
珍しいソレリスの刺身や鶏ホルモン串焼きなど。

しゃも三郎
しゃもグループオリジナル焼酎。
さっぱりとした味わいで焼鳥によく合う。

しゃも三郎
店内2F。主にグループ客で賑わう。

しゃも三郎大人気の地鶏もも焼 800円。
鶏油の香りをまぶす時は、炎が上がる。

しゃも三郎

しゃも三郎は、飲食店激戦区の
大阪 梅田の堂山に出店。アクセスも至便。

取材・執筆 本誌編集部 石田千代 2005年06月04日

しゃも三郎
住所 大阪市北区堂山町17‐24
電話 06-6361-7933
営業時間 17:00〜翌7:00(L.O. AM6:30)
定休日 無休
客席数 50席30坪
客単価 2800円
目標月商 1300万円(アルコール比率 約30%)
経営母体 有限会社 味鳥食品
Web Site http://www.shamo.co.jp/

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