RSSフィード

次に流行るお店

新しい葉巻のスタイルを提供するBAR
「COHIBA ATMOSPHERE KASUMICHO」
(乃木坂/シガーバー)

第226回 2008年7月23日

COHIBAの葉巻とチョリソーの黒豆ソースかけ
 東京メトロ千代田線乃木坂駅より徒歩6分、大人の雰囲気漂う西麻布の道路に面した場所にカフェダイニング&シガーバーとして今年4月1日にCOHIBA ATMOSPHERE KASUMICHOはオープンした。

 COHIBAとは葉巻のブランドであるが、そのオフィシャルライセンスショップがCOHIBA ATMOSPHEREであり、2006年キューバ葉巻専売公社であるHABANOS社(ハバノス社)より発案され、現在世界中で展開されている。日本におけるマスターライセンスを取得した、東京青山・骨董通りのCOHIBA ATMOSPHERE TOKYOはその海外第1号店で、ここCOHIBA ATMOSPHERE KASUMICHOはその2号店に当たる。


外観


店内


店内

 重厚感ある店内は他と一線を画す非日常的空間の演出に一役買っており、実際にTVやドラマ、映画などでたびたび使用されている。「ただの黒だと雰囲気的にシックなバーになるため、内装は妖艶になるようスペインを想像するワインレッドを基調とした作りにしています。また、ところどころライトやイスなどにヨーロッパから輸入したアンティーク家具などを使用しています。」とマネジャー三木氏は語る。

 スーツを着てソファーにゆっくり腰をかけながら葉巻を吸う、いわゆるブリティッシュスタイルが葉巻だと印象付けられているが、もっとカジュアルにし、葉巻が初めての人でもスタッフに気軽に聞くことができるようになっているので男性はもちろんのこと、女性だけでも気軽に立ち寄ることができる。もっとお酒を楽しみたい、もっと話を楽しみたい、もちろん葉巻楽しみたい人にはオススメだ。また、葉巻を吸わなくても雰囲気(ATMOSPHERE)だけ楽しみたいという人にももちろんここではさまざまなドリンクと料理を楽しみながら素敵な音楽に包まれたひとときを過ごせるだろう。


VIPルームはラグジュアリー感たっぷり
 
 ここではイベントを数多く行っており、最近ではアルゼンチンタンゴを行っている。他にもラテン系のボサノバやサルサのダンス、ライブではさまざまなアーティストを呼んで演奏もしている。イベントにより社公場として全く違うビジネスの人とも交流が生まれることもある。毎週金曜日と隔週で月曜日や水曜日にこれらのイベントを行っているため、会社帰りや休みの日に同僚や友達、恋人と行ってみるのもいいかもしれない。

 バーであるためシャンパン、ウィスキー、ワインとさまざまなお酒を出しているが、特にお店の一押しはラムベースにフレッシュミントをふんだんに使ったモヒート(1000円)で、またここではキューバにできるだけ近づけようとモヒートにブラックペパーミントを使用している。他にもピニャコラーダ(1000円)もオススメしている。料理はお酒に合うおつまみが多数ある。中でもチョリソーの黒豆ソースかけ(1000円)、トリッパ(牛のもつ煮1200円)、ピカディージョ(キューバ風甘辛牛挽肉の煮込み1200円)、若鶏とごぼうのトマト煮込み(1300円)などが人気を集めている。


自慢のモヒート

 名前にあるCOHIBAとは、キューバ産葉巻において評判を得ている高級ブランドである。キューバ革命後に誕生した葉巻でしばらくの間は市販されず、元キューバ国家元首であるカストロ議長の贈り物やキューバ政府の外交用贈答品として、当時"幻の葉巻"と呼ばれ、世界中の葉巻愛好家の憧れであった。現在ではハリウッドスターをはじめ、世界中の葉巻愛好家に支持を得ている世界でも名の知れた葉巻である。店内には大体1200円〜5000円程度の葉巻が置いてあり、特に人気のある20〜30種類のものを置いている。スタッフがいろいろと相談に乗り、どの葉巻が良いかやカットの仕方から火の付け方、吸い方まで丁寧にアドバイスをくれる。


ショーケースから見るだけでも楽しい葉巻

 また、ここではフランスのバローナ社と共同でCOHIBA ATMOSPHEREというチョコレートを作り販売している。なぜチョコレートなのかというと、嗜好品の5Cというものがあり、それはCigar(シガー),Coffee(コーヒー),Chocolate(チョコレート)Cognac(コニャック),Champagne(シャンパン)のそれぞれの頭文字を取ったものである。コニャックなどを飲んでいるときもそうなのであるが、葉巻を吸っているとどうしても甘いものが欲しくなる。そこでここでは、良いものを吸っている時には良いものを食べてもらいたいということでチョコレートもやり始めたらしい。このようなところにお洒落さを感じ取ることができる。

 主なターゲット層は20代後半〜40代だが、50代、60代の人も来店しているので客層は幅広い。来店者の多くは口コミや常連客の紹介で来ているため、アットホーム漂う雰囲気になっている。六本木駅からも歩いて行くことができるのでデートコースの一つとして行ってみてはどうだろうか。


【COHIBA ATMOSPHERE KASUMICHO】
住所 東京都港区西麻布1-14-1 井門西麻布ビル1F
電話番号 03-5414-0025
営業時間 ランチ・カフェタイム 12:00〜17:00 
バータイム 20:00〜翌4:00
定休日 祝祭日
客席数 着席 54席(テラス14席含む)、立食80名
客単価 3000〜4000円
目標月商
開店日 2008年4月1日
経営母体 COHIBA ATMOSPHERE TOKYO
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
岡安遼太郎   2008年7月1日取材

Page Top