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次に流行るお店

こだわりのスタイリッシュ空間で楽しむ、極上素材を使った新感覚・中華料理
「MASA’S KITCHEN 47」
(恵比寿/中華レストラン)

第233回 2008年9月10日

彩り鮮やかな前菜の盛り合わせ
 飲食店ひしめく、美食の街・恵比寿。その恵比寿駅東口エリアに2008年8月11日、㈱ピューターズ(渋谷区恵比寿西1)が、中華料理店「MASA’S KITCHEN 47」をオープンした。


MASAは料理長の名前からとっている


シックな外観


白い壁に、店名が映える

 店は新築ビルの地下1階にあり、すっきりと白い壁に店名の「MASA’S KITCHEN 47」の文字のみが刻まれている。店内は、白を基調としながらも、大胆にステンレスを壁や床に使ったスタイリッシュな空間。知らなければ、ここが中華料理店だと気付く人はほとんどいないだろう。

 店を共同経営するのは、代表取締料理長の鯰江真仁(なまずえ・まさひと)氏で、渋谷の中国家庭料理店「文琳(ぶんりん)」で料理長を務めた人物だ。店名は、鯰江氏の名前と、中国を意味する「支那(しな)」を「47」と表現し、合わせたもの。「よく、47歳なんですか?と聞かれるんですが違うんですよ」と笑う。


テーブル席


天然大理石が使われたカウンター席

 店内には、テーブル席を中心に個室も2つ用意されているが、1番のおすすめの席は、オープンキッチンを囲むように配された、天然の大理石が美しいカウンター席。目の前で大きな中華包丁で食材が刻まれ、テンポよく調理されていくライブ感を味わうことができる。

「オープンキッチンにしたことは、僕のこだわりの1つ。奥まった調理場で料理を作るより、お客さまの感想や反応をダイレクトに感じることができるオープンキッチンは本当に楽しいですね。」


コース料理より、牛ほほ肉の紹興酒煮

 そのオープンキッチンで作られる料理は、伝統的な技をベースに、鯰江氏の経験とひらめきでアレンジされた、新感覚の中華料理。旬の食材をふんだんに使った「おまかせコース」(7,850円〜、7〜8品)は、すべて取り分けた状態でサーブされることから、接待などで人気だ。また、小龍包(3個・600円)などの点心や、鴨の燻製の揚げ物 蒸しパン添え(2,400円)など、アラカルトメニューも旬を大事にするため季節により変動はあるが40種類ほど用意されている。

 トップ写真の「前菜の盛り合わせ」(2,000円)は、アラカルトでもコースでも楽しめるメニュー。この日は手前から時計回りに、旬の秋刀魚のマリネ、和牛肩ロース刺しの四川風椒麻(ジャオマー)ソースかけ、冷たい大根餅、ピータン。中華らしい味わいから、旬までが感じられる一皿だ。

 食材は、上質なものであることはもちろん、「自分の目で確認したものを使いたい」と、香港・上海・台湾などに足を運び、選び抜いたもののみを使用している。


「文山包種茶」(700円)。日本人に好まれる、優しい味わい


お茶はお土産の購入も可能

 食後に楽しみたいお茶にも、こだわり、「台湾の茶畑で直接買い付けに行った」ものが並ぶ。中でも、「文山包種茶」(700円)という台湾で金賞をとったお茶は、烏龍茶でありながら発酵度数が低いため、綺麗な緑色をしており、さわやかな味わいと香りが特徴的だ。

 また、食事に合わせたい酒も、ビールや年代物の紹興酒をはじめ、焼酎やワインまでが揃う。


代表取締料理長・鯰江真仁氏
 
 「どんな方にも、楽しんでいただけるような店を目指しています。実際の女性のお客さまがお一人でカウンター席で食事を楽しまれることもありますよ。また、お子様用の椅子も用意しています。個室もありますし、ご家族でのご利用も大歓迎です。今後は、料理ももちろんですが、この店らしいお客さまに喜ばれるサービスにも一層こだわっていきたいですね。」と鯰江氏の目標は高い。


【MASA’S KITCHEN 47】
住所 東京都渋谷区恵比寿1−21−13 コンフォリア恵比寿B1
電話番号 03-3473-0729
営業時間 17:30〜23:30(LO22:30)
定休日 不定休
客席数 40席
客単価 7,000円〜
目標月商
開店日 2008年8月11日
経営母体 株式会社ピューターズ
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
鈴木 明日香(すずき あすか)     2008年9月9日取材

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