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ドギーバックで食べ残しを持ち帰り。認知は高まっているが行動は躊躇。

2009.8.12
 ドギーバック普及委員会が8/6、都内にて第1回総会を開いた。食糧自給率を高めようとしている中、外食産業の廃棄量は300万トンと世界でトップレベル。身近に始められる解決策として、欧米と同じように、ドギーバックによる食べ残しの持ち帰り運動をドギーバック普及委員会が始めている。ドギーバックとは、レストランで食べ残しを持って帰る際、恥ずかしさを隠すため「犬の餌にする」という名目を使ったのが由来。
 但し、食中毒の問題があり、現状はお客が自己責任で持ち帰ることが原則。しかし、自己責任が裁判になった際、店側にも責任が問われる恐れがある。また、ドギーバック自体の単価が819円と高く、店側で販売したり無償提供するのは難しいのが現状。加えて恥ずかしさもあり、認知は高まっているが、実際の利用は少ない。樹脂箸が普及したのと同じく、大手外食チェーンでの取り組みが普及のカギを握っている。

ドギーバック普及委員会


ドギーバック。写真は小サイズ(縦10、横10、高さ15cm)。ポリプロピレン製で洗って繰り返し使える。


折りたたむと10cm四方となり、バックに常備しやすいサイズ。