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欧米で注目の健康食材”オメガ3”。多量に含む”アマニ”が日本でも女性の間で話題に。

2009.10.8
 オメガ3(n-3系脂肪酸)は生活習慣病を予防する栄養素としてアメリカで注目されている。スーパーにはオメガ3を含むことを強調したパンやパスタ、シリアル、そして鶏卵や牛乳まで販売されている。オメガ3の中でα-リノレン酸を多量に含む、植物「亜麻」の実が注目されている。ゴマをやや大きくした粒。それが”アマニ”(欧米ではフラックスFrax)。メタボ、便秘、肌荒れなどに効果があるとして、最近日本でも女性誌によく取り上げられている。
 そのアマニを日本製粉が商品化。粒、粉末、オイルの3種。ローストしてあり香ばしい。オイルもくせがなく、そのまま飲める。業務用では「シニフィアン・シニフィエ」(東京・三宿)などブーランジェリーで使われ始め、外食では「三尺三寸箸」(柿安本店)で「十六穀アマニ入ごはん」として提供されている。サラダに粉末を振りかけるだけでも十分。不況の中でも財布を開かせる食材として注目だ。

「ニップンのアマニ情報」
(日本製粉株式会社)


ローストされたアマニ粒。ゴマよりやや大きい。


北米で販売されているアマニ。袋にはオメガ3を含むことを示す「ヘルスチェック」マークが付けられている。


「モンサンクレール」辻口博啓氏が試作した、クランベリーとアマニのパン。


「モンサンクレール」辻口博啓氏が試作した、アマニと黄粉の焼き菓子。


「モンサンクレール」辻口博啓氏が試作した、アマニ・シリアルバー。


日本製粉の家庭用アマニ商品。粒、粉末ともに150gで1050円。業務用パッケージもある。