今月の特集『居酒屋カクテルの新時代到来』(2/3)面
-カクテルが集客素材になる!-
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女性に人気
白木屋オリジナル
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ファーストラブ |
ピーチリキュール+
グレープフルーツJ+
ブルーキュラソー)
(400円) |
たとえば、秋・冬のスペシャルカクテルメニューでは、「ホット赤ワイン」や「ホットチョコレート」など温かいものを、抹茶や紅梅のリキュールベースのカクテルとともに紹介。2000年スペシャルフェアでは、イタリアをテーマに、イタリア産リキュールとスピリッツを使ったオリジナルカクテルをラインナップした。「カクテルは色やグラスの形状を含めた見た目の演出が生きるドリンク。だから写真付きメニューの効果は大きいですね。それに女性客の場合はいろいろなカクテルを飲んでみたいという傾向が強いですから。素材やアルコール度数を明記したり、特別メニューで何種類かをクローズアップすると選びやすくなるようです」と、銀座7丁目店の田部田店長。だが基本はあくまで味と品質にあると言う。「うちではコンクを使いません。ベースのリキュールやスピリッツ類もグレードの高いもの、ジュースも天然果汁100%。薄い、まずいといった従来の居酒屋カクテルのイメージは覆しているはずです」
白木屋チェーンをはじめ、魚民、魚萬など(株)モンテローザ直営の全740店舗(2月末現在)のメニューは、すべて本社商品本部が統括。売れ筋や時代性、メーカーからの提案などを考慮し、その内容が決められていく。
これだけの大所帯ともなれば、カクテルに於いても業態全体をリードする立場にあると、商品本部商品開発課の増古課長は自負する。「だから流行を追うのではなく作り出すという気構えでメニュー選定を行います」同社では、昨年よりバー居酒屋ともいえる〈笑笑〉チェーンの営業もスタート。カクテルを主要戦力に据えた店舗展開を今後もさらに進めるという。
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