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 今月の特集 チェーン店に負けない店づくり(3/3)面
-大型店を凌駕する個人経営店の魅力とは?-
今月の特集キーワード  
  統一化された味と価格”当たり外れ“のない安心感がFC店の強み 1面
  マニュアルにはない多様なニーズに応えられる柔軟性をウリモノに 1面
  総合的なバランスを重視若者をターゲットに絞ったユニークな店づくりで成功 2面
  常連客の多い一画に集客率の高さを生かして新たな流れを起こす 3面
  多様な宣伝ツールを活用しターゲットを絞った個性的な店舗づくりが活路を開く 3面

99年11月の火災発生後、新店舗の建設が今なお続く。
CASE3  グリル料理炙GRILL今佐
常連客の多い一画に集客率の高さを生かして新たな流れを起こす
立 地
JR新宿駅西口から歩くこと1分、大ガード下の通称「やきとり横丁」は、1999年の火事により付近一帯が全焼。
終戦直後から親しまれた横丁だけに、その損失を多くの者が嘆いたが、「炙GRILL 今佐」は最寄駅からのアクセス抜群という地の利を活かして、全く新しいスタイルの店舗で再スタートした。

これ無くしては始まらない、特注のロースター。素材の旨みを閉じ込めながら、表面をクリスピーな食感に仕上げる
メニュー
店名が示すとおり同店のメインは炙り焼きだが、使用しているのは幅4メートルほどの特注ガスロースター。本体は二重機能になっており、初めに素材をスモーク(燻製)の状態にし、その後焼き色を付けながら加熱調理する。ロースターの周囲はエアカーテンで囲み、上に向かって一気に排煙するため、煙は客席に全く入り込まない仕組みになっている。
メニューは燻製に適している素材を厳選し、脂の多い手羽先(3本・350円)、スペアリブ(480円)といった肉類や、ぶりのカマ(550円)などの魚類、またズッキーニ(450円)や茄子(450円)などの野菜類がメイン。味が単調にならないように、ソースにアボガドやバルサミコを使用するなどの創意工夫が見られる。
ドリンク類はサワーや地酒、ワインが35種類。フード・ドリンクとも女性客を意識した構成で、デザートにローカロリーの「ダイエットアイスクリーム・300円」や「炎の焼きリンゴ・480円」などを揃えている。

500円のサービス券利用後に配布されるポイントカード。6つ捺印で2000円分の金券として利用できる
サービス
食事券として500円の金券を街頭や店頭で配布。金券裏に必要事項を記入して持参するとスタンプラリーカードと交換。スタンプラリーカードは、3000円ごとに1つ捺印し6つ集めると、2000円の金券がプレゼントされるシステムになっている。「金券は顧客づくりのための大切なツール。メールアドレスをお持ちの方にはメールで情報を配信しています」と店長の福岡哲哉さんは言う。
また、自慢のスペアリブを試してもらうために、お客様全員がトライできるくじ引きを実施。店のあちこちで当たったハズレたと盛り上がり、ホール担当スタッフとお客様とのコミュニケーションが容易になったという。
ユニークなのはスタッフユニフォームに、いま話題のユニクロの商品を採用している点だ。「ユニフォームが格好悪いと働く方も気分よく接客できない、従業員も気分良く、楽しく仕事が出来るようにと考えました」。きめ細やかでソフトな対応をモットーとするため、スタッフは女性のみを採用している。


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