・アルバイト女性が優勝。
サーバー歴4年で、「アルバイトは飲食一本。中でも居酒屋が大好き」という加島さん。ステージ上でのデモンストレーションでは、友人と話しているかのようなお客との会話で、自分の素のままを表現し、観客の共感を呼んだ。実際に店でもお客から愛されていることが伝わったパフォーマンスだ。
審査は、レストラン「カシータ」オーナーの高橋滋氏を審査委員長に、NPO法人「居酒屋甲子園」理事長の大島啓介氏、「銀座サロン・ド・慎太郎」ママの慎太郎ママ、第1回優勝者の佐々木尚美氏、そして、本大会を主催するNPO法人「繁盛店への道」理事長の柴康宏氏の5名。加えて、500名を超える観客。審査員は各人100点を持ち、1位に50点、2位に30点、3位に15点、4位に5点を配分。観客は1人1点。
審査員の方々
ファイナリスト5名は、店舗における実技審査で満点をとった方々。3月8日の決勝大会では、各人が働く店舗やその仲間の紹介ビデオと、ステージ上での模擬サービス、そしてスピーチで自分を表現した。過去の自分のサービス体験の再現や、語学などの自分の得意分野を実演。感動の場面が多数繰り広げられた。お客役の方々の名演技で笑いも誘った。
ステージ上で模擬サービスをする加島さん
「サーバー・グランプリ」の基準は「また逢いたい」であり、審査員と観客にいかに自分を好印象に打ち出せるか、が勝つためのキーポイント。
ファイナリスト5名は、共に見事な接客で、審査員の評価は割れたが、加島さんが観客の人気を集め、僅差で優勝した。フレンドリーさが観客の共感を呼んだようだ。
●優勝
加島 愛美(22歳)「キッチン某」(大阪・門真)
●準優勝
木村 美恵子(24歳)「中国食堂しゃお」(千葉・野田)
平野 由明(34歳)「北前炙り 上野店」(東京・上野)
マッラ・ナラヤン・バハドール(37歳)「トニーローマ 六本木店」(東京・六本木)
天野 鈴江(45歳)「どっさり魚市場 浜の母や 赤坂通り店」(東京・赤坂)
・「キッチン某」は個店。
・特別賞が4人に。