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フードリンクレポート

「アキバ・イチ」がオープンしても、下町文化とメイド系が中心の秋葉原<後編>

03.30
秋葉原再開発の核となる最先端のITビル、「秋葉原UDX」が竣工。その1階から3階に、レストランコンプレックス「アキバ・イチ」が3月9日にオープンしている。果して「アキバ・イチ」は、秋葉原を変えるのか。また、メイド喫茶ブームは健在なのか。アキバ・ウォッチャーのコメントも交えて、今後の秋葉原の行方を探ってみたい。<後編>

「ロイヤルミルク」ののこさん&あやなさん

メイドによる喫茶+リフレクソロジーの複合店が出現

一方で、秋葉原ではむしろメインのメイド・コスプレ系の店は、ドラマ「電車男」が放映されていた去年の夏から秋くらいの異常な熱気は冷めたものの、今や家族連れやカップルにとっても、秋葉原周遊コースには欠かせない存在として定着してきている。

一日に一度はメイド服を着たウェイトレスが見たいという、オタクのためだけのマニアックな店といったイメージは一掃されて、新しい段階に入った。秋葉原のメイド系の店は、新規オープンと閉店が激しくなる中で、30軒ほどあるとされ、全般としては増加傾向にある。

業種は多様化が進んでおり、「純粋な喫茶、遊び主体の喫茶、BAR、リフレクソロジー、整体、美容室などなど、カテゴリーの中にもお店が増え、クオリティが上がっています」と、はるこむぎ氏は解説している。中には時間制でメイドと秋葉原を店外デートできるサービスもあり、メイドのアミューズメント地域化している。

そうした中で、今日の業種多様化を先読みして、メイド喫茶+メイドリフレクソロジーという複合店を初めて考案したのが、昨年6月開店の「ロイヤルミルク」である。「最初は若い女の子を使った、リフレの店をやろうと考えていたんです。秋葉原にメイフットというメイドさんでリフレをやる店ができたことを知って、メイドとリフレが頭の中でつながったんです」とオーナーの今隆司店長は語る。

<続く>

取材・執筆 長浜淳之介  2006年3月30日

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