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フードリンクレポート


<営業本部長シリーズ 4>
ベンチャーチームで、でかい組織を作りたい。
薬師寺 祥行氏
株式会社ダイヤモンドダイニング 取締役 営業本部長

2008.6.18
有名外食企業の社長の右腕、営業本部長を紹介するシリーズ第4弾。「銀座のファンタジスタ」松村厚久氏が率いるダイヤモンドダイニングの営業本部長、薬師寺祥行氏を取材した。大箱コンセプトレストランのブームを作ったユージーグローイングアップの店長から、今や大証ヘラクレス上場企業の取締役だ。


薬師寺祥行氏(株式会社ダイヤモンドダイニング 取締役 営業本部長)

30才まで音楽をあきらめきれず

 薬師寺氏が明治大学時代にハマったのは音楽。ボーカルとギターを担当し、ライブハウスでは目立ったという。音楽で食べていきたいという夢を追いかけ、外食業界との出会いは音楽活動の資金稼ぎだ。

 最初の飲食店でのアルバイトは、幡ヶ谷の「珈琲館」。時給480円と安かったが、食事付きが魅力で週に4〜5日も働いた。店長にいじめられたりしたが、粘り強く2年間続けた。常連客で成り立っている喫茶店で常連客から可愛がられ、コーヒーという商材も好きで仕事自体はおもしろかった。

 また、弁当屋でも働いた。授業の空いている時間にこまめにシフトに入り懸命に働き、学生ながらに店舗の締めを任されるほど信頼された。

「仕事の面白さを知りました。やった分だけ認めてくれて、自分のスキルも上がる。僕はレジ打ちが得意なんです。昼時に弁当を買おうとするOLがレジにずらっと並びます。それを効率よく会計するために、釣銭のパターンを見極め事前に用意したり、先にお釣りを渡して後でレジを打つ。工夫するのが面白かった。今でもレジ打ちは自信があります」と真面目な薬師寺氏だ。

 電話加入権の飛び込み営業、音楽番組制作会社のアシスタント・ディレクター、車に乗せられてハウスクリーニングなど、音楽への夢を捨てられず資金稼ぎに明け暮れたがそんな中でも、厳しい仕事環境の中で、体力と忍耐力も身につけた。


「バンパイアカフェ」(東京・銀座) 2001年6月オープン

全文(有料会員専用)の見出し
ユージーのナイト接客に学ぶ
ダイヤモンドダイニングの接客基準を作る
DDは自分の生きる舞台を用意してくれる会社
(写真全10点)

■薬師寺 祥行(やくしじ よしゆき)
株式会社ダイヤモンドダイニング 取締役 営業本部長。1968年生まれ。岡山県出身。ミュージシャンを目指した後、99年にユージーグローイングアップに入社。そして、2004年にダイヤモンドダイニングに転職。07年3月に松村社長らとともに同社を大商ヘラクレス上場に導いた。

株式会社ダイヤモンドダイニング http://www.diamond-dining.com/

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2008年5月29日取材

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