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フードリンクレポート


米国ロサンジェルスに出店計画、着々と進行中。
高橋 知憲氏
株式会社ラ・ブレアダイニング 代表取締役社長

2008.7.2
創作和食「砂漠楼」、炉端「陣や」、郷土料理「瀬戸内水軍」、鉄板焼「鶴姫」という瀬戸内食材を軸に6店舗展開するラ・ブレアダイニング。料理の美味さとスタイリッシュな内装で評価の高い企業だ。率いる高橋社長はロサンジェルスへの出店の夢を見続け、2009年には実現させようとしている。


事務所で取材に応じてくれた高橋知憲氏(株式会社ラ・ブレア・ダイニング 代表取締役社長)

実家は愛媛県西条市「割烹 むさし」

 高橋氏の実家は40年も続く、愛媛県西条市の「割烹 むさし」。全席個室で200席もある大きな割烹。男3人兄弟の長男。弟2人は料理好きで早々に実家を継いだが、高橋氏は東京の大学に通った。

 経営者になりたくて、会社を知ろうと社員12人の小さな化粧品会社に1年間だけ就職。起業するなら飲食と思い、30才で独立と目標を立て、料理の勉強と貯金を始めた。しかし、飲食店の厨房では給料が安く金が貯まらない。貯金のため、愛媛の実家で3年間働く。

学生時代から米国、特にロサンジェルスに憧れた。「ロスで飲食をやりたい」と思い始め、貯金の傍ら、半年間休みもなく働いて1週間ロサンジェルスに行くという暮らしを3年間続けた。

「父親に飲食での独立を相談しました。しかし、『飲食の厳しい世界で出来るわけない、しかも料理もせずに独立しようとしている、最悪だ』と叱られました。しかも夢はロス。いざという時を考えると、料理ができた方や良いと気付いたんです。実家でお金を貯めながら料理を勉強しました。実家を継ぐことも考えましたが、自分ができることをやりたかった。自分の考えがそのままできる場所、東京でまずやろう」と高橋氏は考えた。

「貯めた自己資金600万円に借り入れを合わせて約2千万円。それでも工事代金が払えず、8回の分割払いにしてもらいました」という。そして、24坪の1号店「砂漠楼」が恵比寿に2000年誕生した。


「雲丹焼き」

全文(有料会員専用)の見出し
毎日空輸される瀬戸内食材が命
「2009年、ロサンジェルスに出店します」
(写真全8点)

■高橋 知憲(たかはし とものり)
株式会社ラ・ブレア・ダイニング 代表取締役社長。1969年生まれ。愛媛県出身。実家の「割烹 むさし」で修行後、2000年11月に「砂漠楼」を恵比寿にオープンさせて独立。瀬戸内食材を軸に現在、東京、神奈川で6店舗を展開。

株式会社ラ・ブレアダイニング http://la-brea-dining.com/

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2008年6月17日取材

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