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フードリンクレポート


最もウイスキーが飲まれている現場。ウイスキー世代のパラダイスに潜入!!
ウイスキー人気はホンモノか?現場潜入レポート Day 16

2010.4.22
ウイスキービギナーのレポーター村田麻未が、毎日ウイスキーを飲みながら「ウイスキーのある風景」を体当たりレポート。レポート開始から早3週間。ウイスキーの奥深さも、美味しさも、分かってきました。ウイスキー人気の実態をさらに探ると共に、ウイスキーの持つ魅力と可能性も併せてお伝えします! 毎日連載。全21回。


ウイスキーを飲みながら、踊り、歌い大いに盛り上がる。

最もウイスキーが飲まれている現場。ウイスキー世代のパラダイスに潜入!!

 この日は、フードリンク安田代表とウイスキーを飲む会。まず、連れて行ってもらったのは「ライブハウス・ケントス 銀座店」。名前は知っていましたが、実際に行くのはこの日が初めて。ライブハウスでウイスキー?と困惑しましたが、とにかく付いて行くことに。


六本木や新宿、大阪にも支店を持つ「ライブハウス・ケントス」。

 入店したのは、午後10時ちょっと前。入った瞬間、あまりの異次元的空間にカルチャーショックを受けました。広い店内は満席の賑わい。ちょうどライブ中で、大音響の中、ステージ前には踊る狂う々。何が一番驚いたかと言えば、その年齢層。40〜50代の方がほとんどで、他で見たことがないくらい激しく踊り、歌い、そして本当に楽しそう。パラダイスといった感じ。


40〜50代の会社帰りのサラリーマンがほとんど。女性も4割くらい。


Earth Wind & Fireなど、70〜80年代のヒット曲の数々が演奏され、大盛り上がり。

 そして、さらに驚いたのが、各テーブルに置かれたウイスキーの瓶。ほぼ全てのテーブルにウイスキーがボトルで置かれ、皆さん水割りやロックで飲んでいます。一番多かったボトルは、一番価格の低い「バランタインファイネスト」ですが、それでも1本6000円。中には、1本14000円の「山崎12年」が置かれたテーブルも。


各テーブルにウイスキーが。

 ドリンクメニューでは、一番最初にウイスキーが並び、メニューの1/3くらいを占めています。あの大音響のライブ中では、ドリンクを頻繁にオーダーできないので、テーブルで作れるウイスキーのボトルの方が都合がいいというのもあるのでしょう。ライブハウスでウイスキー、納得です。


キープするボトルには、札がかけてあります。

 間違いなく、これまでウイスキーの見てきた中で、一番ウイスキーが飲まれている現場です。

 その後、すぐ近くにあるハイボールで有名な「ロックフィッシュ」へ。初めてウイスキーハイボールを出したと言われる大阪の「サンボワ」出身のマスターのお店です。


ウイスキーについて語るフードリンク安田代表。


水曜の夜11時前。店内はハイボールを求める30〜50代の人で埋まっています。

 氷無しで、サントリーの「角」を使ったハイボールは、どこか懐かしく、レトロな味わい。これが元祖ハイボールなんですね。

 カルチャーショックを受けつつ、“ウイスキー世代のたまり場”を巡る夜となりました。


【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ)


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