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フードリンクレポート


トレンドのど真ん中を生きたブランド。
〜若者は今なぜ「グローバルダイニング」に行かないか?居酒屋化する恵比寿「ZEST」、トレンドを制したブランドの今〜(6−1)

2010.6.16
「権八」「ZEST(ゼスト)」「モンスーンカフェ」「ラ・ボエム」などの有名店を運営するのは言わずと知れたグローバルダイニング(本社:東京都港区南青山)。その店舗名は今の20-30代の若者でも一度は聞いたことあるであろう。先日恵比寿のゼストに行った際、サラリーマンが多く新橋の居酒屋に近い雰囲気さえ感じ驚いた。トレンドを制し「お洒落な店」の代名詞であったグローバルダイニングの店舗。今なぜ若者はグローバルダイニングに行かないか、その背景に迫る。6回シリーズの第1回目。レポートは国井直子。


恵比寿の「ゼスト」店内 。サラリーマン客が目立つ。

トレンドのど真ん中を生きたブランド

 グローバルダイニングが店舗を拡大し主格ブランドの次々とオープンさせたのは1990年代。1980年代の終わりのエスニックブームがある程度定着した頃、エスニックを「カフェバースタイル」で最初に具現化させたと言われる「モンスーンカフェ」の1号店は、西麻布に1993年オープンした。又ウェスタン映画の雰囲気を感じられるアメリカ中西部とメキシコ料理を掛け合わせた「ゼスト キャンティーナ」も主力ブランドのひとつだが、その中で最大の席数を有する恵比寿店も1998年にオープン。バブルから崩壊までのその時代を、店舗拡大を進め外食トレンドの最先端として歩いてきたのがグローバルダイニングである。
<続く>

【取材・執筆】  国井 直子 (くにい なおこ) 2010年6月12日取材

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