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フードリンクレポート


日本発、世界中で人気のメロンリキュール「MIDORI」
本格的な夏を前に日本での盛り上がりを追う、第二弾!

2010.6.16
サントリーが開発したメロンリキュール「MIDORI」が新たな盛り上がりを見せているという。第一弾に引き続き第二弾ではMIDORIのカクテルが特に人気というテラス席のある3店舗についてその現状を追った。レポートは国井直子。


世界中で愛される日本のメロンリキュールMIDORI。「ディアーナ」店内。

渋谷の真ん中で光る水面のキラメくCafe

 リゾート地の水辺のカフェを彷彿させる「347Cafe」は渋谷駅近くのビルのトップフロアーにありながら緑と風と水を感じられる店だ。プールを囲むように客席が配され、ひとつ上の4階はメゾネットタイプのような作りで20-30名での貸切りによるプライベートガーデンパーティーの利用も多いという。


「347Cafe」 店内。

 サントリーが提案するMIDORIのカクテルは、リキュールをカクテルの仕上げに魔法のように霧状にふきかけ香りも楽しむことのできる「MIDORI×MIST(ミドリアンドミスト)」というスタイル。MIDORIにパイナップルジュース、ソーダをあわせ、仕上げのミストにはココナッツのリキュールとミントのリキュールの2種類を用意。同店では通常のカクテルと変わらない価格設定でこの「MIDORI×MIST(ミドリアンドミスト)」を含む4種類のMIDORIのカクテルを提供している。


ミントの香りを霧状にふきかける「MIDORI パインフィズ×ミントミスト」。

 店舗入口にはMIDORIの差込みメニューが置かれ入店前から動機付けされる。MIDORIの味についてはスタッフの間でも評判がよく、お客様には差込みメニューからのインパクトが強いよう。他のカクテルよりもオーダーし易く同じテーブルで2つ以上でるケースもあるという。


店舗入口にはMIDORIの差込みメニュー。


涼しげな「MIDORIパインフィズ×ミントミスト」。


テラス席で味わう色鮮やかな「MIDORI」

 日の光が気持ちよい今の季節、テラス席の開放感の中で冷えたカクテルを明るい時間からいただくのはたまらなく心地がよい。 麻布十番駅から直結の「allegro」は釜焼きナポリピッツアが人気のイタリアンレストラン。店内は禁煙で個室もある食事メインのエリアと、バーカウンターが印象的なバールエリア、広々としたテラス席の3つに分かれる。どの席でもイタリア料理を食べながらお酒を味わえ全体が見渡せる。料理も飲み物もリーズナブルでその手軽さが一番のウリだという。


「allegro」 店前。
 
 カクテルは650円から各種取り揃えている。MIDORIを使ったカクテルは3月頃から置いていて差し込みメニューで案内している。差込みにすることでよりお客様の目にとまりやすくなっている。 


差込メニュー。

「MIDORカクテルは色もきれいで若い女性を中心に差し込みメニューをご覧いただいて注文されるケースが多いです。スタートしてからは、カクテルの中でも突出してオーダー数が伸びています。気に入っていただいてMIDORIをリピートされる方は、メニューの4種類を色々と変えてオーダーされます」とマスターバーテンダーの大橋祥偉氏。


「MIDORI パインフィズ×ココナッツミスト」をつくる大橋氏。
 
 一番人気はメニューでも一番上に表記されている「MIDORIパインフィズ×ココナッツミスト」。リゾート気分を感じられる一杯で日差しの降り注ぐランチタイムや午後のひと時にも飲みたくなる。「ミストを振り掛けるパフォーマンスは新しさもありお客様により楽しんでもらいたいと、なるべく目の前で行うようにしています」と大橋氏。
 
 メニューで紹介しているMIDORIのカクテルを味わい尽くされた方には、お帰りの前の最後にMIDORI使ったオリジナルのカクテルをオススメしているという。MIDORIの甘さをより引き立てるブレンドの「シエスタ」。シエスタとはスペイン語で昼寝という意味で「デザート代わり最後にお召し上がりいただきそのまま(名に因んで)おやすみなさいとお客様を送ることもあります」。


MIDORIの甘さをより引き立てるブレンドの「シエスタ」。


行楽地では幅広い客層にMIDORIが人気

 東京ドームシティ内にある「ディアーナ(東京ドームシティミーツポート店)」は東京ドームで行われるイベント帰りのお客様で日々にぎわいをみせる。


「ディアーナ(東京ドームシティミーツポート店)」 店前。

 同店でも店前にMIDORIのメニューが大きく紹介がされている。その表記には同店ならではのサービスとして東京ドームでのプロ野球観戦チケットの半券提示でピッツア1枚とドリンク(ビール以外)がセットで1,000円という特典(他特典との併用は不可)がある。薪釜で焼いた熱々のナポリピッツァは同店の看板メニュー。これが大人気でMIDORIを使ったカクテルもこの特典で漏れなくチョイスができ、MIDORIが初めての方も気軽に注文され易いという。


一番人気「MIDORI パインフィズ×ココナッツミスト」。ディアーナ店長の秋場智氏。

 ゴールデンウィーク前の4月下旬から「MIDORI×MIST(ミドリアンドミスト)」を新スタイルのカクテルとして導入しているが、導入当初はまず普段カクテルを好んで飲まれるお客様が積極的に目を留め、新しさを感じてオーダーされていたという。スタートから口コミで人気が高まり、オーダーが増えている。

「MIDORIパインフィズ×ココナッツミスト」には「ピッツアプロシュート(1360円)」の組み合わせがオススメ。プロシュートのほどよい塩味でいただくシンプルなピッツアは、ほどよい甘さがありながらスッキリとした味わい「MIDORI パインフィズ×ココナッツミスト」がぴったり。

 又行楽地の特徴として「いつもはビール」というお父さんも家族と一緒の週末には普段はあまり飲まないカクテルを希望されたり、年配のお客様が色鮮やかなカクテルを行楽気分で楽しみたいという人が多いという。

 東京ドームで行われるイベントにより客層が大きく変わるのも同店の特徴。たとえばプロ野球の試合が行われる日には男性のお客様が圧倒的に増える。男性にはMIDORIをトニックウォーターで割った「MIDORI Tonic(ミドリトニック)」が人気。同じようなトニックウォーターで割った頼みなれたカクテルよりも、差込メニューやポスターから興味が湧き、色も楽しめるカクテルとして飲んでみようかと注文される人が多いという。


「ディアーナ」 テラス席。

 MIDORIの鮮やかな色合いは爽やかさを感じられ、メロンの甘さも楽しみながらスッキリとした味わいのカクテルは男女問わず飲みやすい。また透明なグリーンの視覚効果も楽しみを広げ幅広い客層やシチュエーションで好まれる傾向があるようだ。これから本格的な夏を迎える今、特に涼しさを感じられる一杯として更なる人気の高まりが予想される。


■店舗情報
「Pizza&bar allegro(アレグロ)」
東京都港区麻布十番1-10-10 ジュールA2F
電話:03-3505-5505

「347Cafe」
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti 3F・4F
電話:03-5766-3798

「ディアーナ 東京ドームシティ ミーツポート店」
東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームシティミーツポート3F
電話:03-5803-7676


【取材・執筆】  国井 直子 (くにい なおこ) 2010年6月10日取材


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