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フードリンクレポート


“カフェでカクテル”が増えてます。NEWオープンのカフェでカクテルを。
こんなカクテルに誰がした?あの美味しさとカッコ良さをもう一度! Day6

2010.6.18
近頃、カクテルを飲む機会が減っていませんか?今、若者を中心に「カクテル離れ」が進んでいます。居酒屋で飲んだまずいカクテルに懲りたから?本当に美味しいカクテルに出会ったことがないから?バーでスマートに注文し、丁寧に作られた美味しいカクテルを、名前の由来なんか語りながら飲む。かつて、カクテルにはそんなカッコ良さがあったはず。カクテル人気の復活を期待しながら、美味しいカクテルを追い求めます!レポートは村田麻未。毎週水曜・金曜に掲載。全18回。


カフェならもっと気軽にカクテルを楽しめる。

“カフェでカクテル”が増えてます。NEWオープンのカフェでカクテルを

 バーや居酒屋だけがカクテルを飲む場所ではありません。最近は、カクテルに力を入れるカフェが増えてきました。若い女性を中心に、お茶をする感覚でカクテルを飲む姿が見受けられます。お酒好きな女性が増えた昨今、居酒屋ではビール、レストランではワイン、カフェではカクテルという人もいるのではないでしょうか。

 先月豊洲にオープンした、「CAFE;HAUS」。このカフェは住宅関連メーカー15社が協賛した、食事を愉しみながら、さらに住空間を考えるヒントが得られるという新しいコンセプトのカフェ。ダイニングスタイルのカフェスペースと、ソファがあるリビングスタイルのハウススペース、ウッドデッキのオープンテラスからなり、衣食住に関するセミナーを開いたり、住宅設備やインテリアの提案もしています。


「CAFE;HAUS」外観。

 このカフェでは、食事もしっかりできて、お酒も楽しめるメニュー構成。カクテルは、20種類近くのメニューが用意されていて、それとは別にリキュールとスピリッツが各5種類程。


珍しいカクテルなどはありませんが、メジャーなものが650円〜730円とリーズナブル。

 他にもお酒は、ビール、梅酒、焼酎、日本酒までが各5種類程度あります。フードメニューは前菜から始まり、ハンバーガー類、パスタ、メインまで、しっかりと食事ができる内容。


カフェスペースだけでも約90席という広い空間。

 ディナータイムは、近隣のオフィス帰りの人や近所の住人が訪れ、お酒と食事を楽しんでいます。私が行った金曜の夜は、7割くらいの入りで、全てのテーブルでお酒が飲まれ、女性同士のテーブルの多くはカクテルを飲んでいました。ソファー席のスペースでは、ゆったりと“夜お茶”ならぬ、“夜カクテル”をしている女性の姿も。


店内はwifiが無料で利用できるので、軽く飲みながら打ち合わせも可能!?

 普段はあまりお酒を飲まないという女性でも、カフェのオシャレで開放的な雰囲気の中では、カクテルくらい飲みたいなと思いますよね。


 続いては、5月27日にオープンしたばかりの渋谷駅新南口直結の「PUBLIC HOUSE CAFE&LOUNGE」。WIRED CAFEなどを展開するカフェ・カンパニー株式会社の新店舗です。こちらも、リビング、ダイニング、ラウンジなどいくつかの異なる空間に分かれた、席数120席を超える大型店。


PCや本が閲覧できるリビングスペース(左)とガーデンをイメージしたガーデンカフェのスペース(右)。


ダイニングスペースに全面面しているオープンキッチン。

 こちらもカクテルメニューは充実しており、バーのメニュー?と思う程、メニューブックの見開きいっぱいにカクテルが並んでいます。値段は、650円、700円がほとんどで、お手頃。メニューのない本格的なバーと違って、価格も内容も明確なカクテルメニューは、安心して頼めます。


見開き全てがカクテルメニュー。

 この店舗は、「100MILE CAFE PROJECT」という、東京から100マイル(160km)圏内の食材を使うことによって地域生産者と都市生活者を繋ぎ、地元カルチャーを育むプロジェクトのフラッグシップショップになっており、新鮮な素材を使ったメニューも売りの一つ。こちらのお店も、前菜からメイン、デザートまでしっかりと食べることができます。


ミモザ(800円)と、新鮮な野菜を使った「ピクルスとオリーブ」(530円)。


本日の鮮魚のグリル(1000円)。この日はイサキ。


渋谷駅新南口の改札からすぐのエントランス。

 両店とも、様々なスペースやフード・ドリンクメニューを用意して、多様なスタイルで楽しめるような提案をしています。そんな雰囲気だから気軽にカクテルを楽しめますよね。“カフェでカクテル”、これからも増えていくのではないでしょうか。
 

【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ)


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