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フードリンクレポート


居酒屋:駒八、中目のてっぺん、リン・クルー。
〜経営者10名が景気を読む!〜(3−1)

2010.8.11
今年も既に折り返し点を超えた。2008年秋のリーマンショックから早くも2年を迎えようとしている。そろそろ景気の転換点への期待が盛り上がってきているようにも感じる。年末商戦へ向け、10名の外食経営者に7月、現在の景気の感想や、今後の注意点を聞いた。まだまだデフレ傾向を指摘する意見が多い。3回シリーズ。レポートは安田正明。


八百坂 仁氏(株式会社駒八 代表取締役)。

居酒屋:駒八、中目のてっぺん、リン・クルー

■八百坂 仁氏(株式会社駒八 代表取締役)

 お客様は1回の単価を下げようとしている。客単価は下がっているが、宴会があるので3500円は維持できている。店舗別の傾向としてはDMでのボトルサービスの利用頻度が高くなっている。

 物件が出て来た。居抜き物件が凄い。居酒屋市場が2020年には3分の1は減ると言われている。全体の外食市場は縮小傾向。お客様に選ばれる店にならないと生きていけない。居酒屋も分かれた。均一居酒屋、わたみん家、ぶっちぎり酒場などの。でも、低価格居酒屋のブームは何年持つか。ウチは低価格戦争には入りたくない。3000〜3500円きちっと取って、料理の季節感、素材の新鮮さ、接客のグレードを保つ。満足度を追求していく。それが駒八の信念。

株式会社駒八 「駒八」など
★続く

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年7月取材

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