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フードリンクレポート


損益分岐点を圧倒的に下げれば、基本的には誰がやっても儲かる。
〜物件開発に特化して外食改革を進める“郊外のストラテジスト”(戦略家)〜(4−2)
花光雅丸氏 株式会社サブライム 代表取締役

2010.8.24
通常の外食企業なら見向きもしない郊外駅前で出店を続けるサブライム。9月で32店舗を展開するまでに成長した。その秘密は物件開発・交渉力。さらに低投資で損益分岐点を極限まで下げる。基本的には、誰がやっても儲かる店舗を生み出し続けている。新しい外食経営スタイルを築きあげようとする、“郊外のストラテジスト(戦略家)”だ。4回シリーズ。レポートは安田正明。


「ととしぐれ」井の頭公園店は、トタンでできたコンテナハウス。トイレは公園のを借用。現在はない。

損益分岐点を圧倒的に下げれば、基本的には誰がやっても儲かる

 サブライムの1号店は2005年11月にオープンさせた吉祥寺のホテル裏の沖縄鉄板屋台「subLime吉祥寺本町店」。そして、2号店目「subLime中野野方店」を西武新宿線野方駅から徒歩5分という郊外立地に開店。


「subLime中野野方店」 店内。

「初めての郊外、野方店は当初失敗しました。しかし、普通なら潰れるところでしたが持ちこたえられた。固定費の安さ、初期投資額の低さが理由です。20坪の居抜きを600万円かけて改装。今からすればあり得ないくらい金をかけている方です。家賃は18万円に抑えました。損益分岐点は売上高150万円くらい。郊外はハネればいけるなと確信しました。今も業務委託形式で運営しています。利益は出ています。」
★続く

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年8月5日取材

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