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公園のトイレを借用、壁はトタン、超低コスト居酒屋「ととしぐれ」井の頭公園店。サブライムが屋台を発展させた掘立小屋。

2009.1.26
 屋台をメインに低コスト店舗の開発を続ける、サブライム。昨年12月、井の頭線井の頭公園駅スグの6坪ほどの駐車場跡地にトタンで掘立小屋を建て、下北沢で人気の居酒屋「ととしぐれ」の井の頭公園店として営業を始めている。投資総額はわずか350万円。トイレを設けず、屋台のように公園の公衆トイレを借用。その分、客単価を落として繁盛店を作り上げる手法だ。
 沼津直送の鮮魚と、契約農家から届けられる野菜が売り。刺身500円〜、干物380円〜、野菜せいろ蒸し380円など安い。アルコールも、エビス中生380円、ウーロンハイ280円など。こだわりが好きな吉祥寺住民に愛され、週末はお客を帰すほどだ。
「屋台の戦士」花光雅丸氏が率いるサブライムは、低客単価で楽しめる店舗を作り続けている。現在、屋台も含めて8店展開しているが、不景気の今年、6店の新規出店を計画。不況を追い風に勝負に出る。

「ととしぐれ」井の頭公園店
東京都三鷹市井の頭3-32-16
電話:0422-48-7734(subLime吉祥寺井の頭公園店)
営業時間:18:00〜翌2:00
株式会社サブライム


「ととしぐれ」井の頭公園店 外観。トタンでできたコンテナハウス。


店内もトタンの壁。外壁と店内ともにトタンだが、間に断熱材を挟んである。カウンターのみで15席。


売りは、沼津直送の鮮魚。


大阪と島根で日本料理を修業した店長。平日は1人で運営。週末は2人。