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顧客と親密な交流ができるようにキャラクターを設定する。
〜フェイスブックは外食の集客、販促にここまで使える!〜(5−4)

2011.2.17
映画「ソーシャル・ネットワーク」の公開で盛り上がる、米国版「ミクシィ」の「フェイスブック」。実名で登録することから、顔が見える顧客にリーチしやすいのではないかと産業界からも注目されている。週刊「ダイヤモンド」などでも特集され、日本でもユーザーが急増していると聞く。「フェイスブック」は昨年の「ツイッター」のようなブームになるのか。外食ではどんな活用の仕方があるのか。先端的な事例を取材してみた。5回シリーズ。レポートは長浜淳之介。


「安楽亭」のフェイスブック。仔牛のキャラクター、あんらくんを作った。

顧客と親密な交流ができるようにキャラクターを設定する

 企業が「フェイスブック」を活用する際に、顧客が親しみやすいキャラクターを設定するケースもある。

 ローソンでは昨年10月26日に「フェイスブック」にファンページ(つい最近Facebookページと改称)を開設。現在までに「いいね!」ボタンを押した人の数は8900人を超えた。ローソンのユーザー数から見ればまだほんの一握りだが、日本語の企業ページではベスト20に入る「いいね!」数であり、コンビニ業界ではトップである。


ローソンのフェイスブック。

 また、昨年4月に始めた「ツイッター」は、フォロワー数8万3千人を超え、やはりコンビニ業界では抜けた存在。「ツイッター」のフォロワーをベースに、ファンを表明する「いいね!」数を増やしている印象だ。

 ローソンのソーシャルメディアでのネット戦略で特徴的なのは、「ローソンクルー♪ あきこちゃん」というキャラを設定していること。ローソンでアルバイトしている大学生「あきこちゃん」が店員の立場で、顧客に語りかけ、商品をお勧めするというサイトのスタイルを取っている。
★続く。
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【取材・執筆】 長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ)  2011年2月10日執筆

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