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【関西外食!めっちゃ熱いやんけ!!】
No.6 地元密着 阪急沿線の街の焼鳥屋さん

2011.7.26
現在、著しい成長を続けている、大阪。東京の次に日本の外食をリードする拠点でもある。大阪駅の開発プロジェクトによって、大阪の街が注目されている。また、今後は大阪駅北側に広がる梅田貨物ターミナル一帯も再開発事業の手が加わり、国際交流・教育・ビジネスの拠点へと変わる。今、日本中で最も熱い関西エリア(大阪・兵庫・京都)の熱い外食経営者達を毎日1人ずつ紹介する。レポートは小山裕史。


中網秀樹氏(株式会社あみや 代表取締役社長)

地元密着 阪急沿線の街の焼鳥屋さん

 炭火焼鳥専門店「あみや」を運営する、株式会社あみや 代表取締役社長 中網秀樹氏。阪急沿線の地元密着をとことん貫き通す、中網氏は焼鳥への拘りも人一倍である。

 新神戸オリエンタルホテルの社員として、働いていた中網氏は、27歳の時に退職。その後、西宮を中心に店舗展開している焼鳥屋の繁盛店、「雅屋」に入社した。地元の神戸に「雅屋」がいくつかあり、常に流行っているのを目にしていたので、どんな方法、システムでやっているのかに興味があり、それが魅力で入社した。仮に、「雅屋」が日本料理だとかだったら、入社していない。

「雅屋」での修行が中網氏の焼鳥に対する情熱を変えた。「あみや」では、今ある焼鳥のメニューを今後増やすことは考えていない。焼鳥のメニューを増やしてしまうと、どうしても創作焼鳥になってしまうからである。

 また、「あみや」の焼鳥は、全て本社に併設されているセントラルキッチンで1本、1本、丁寧に手串している。その拘りこそが、「雅屋」で教わった焼鳥への愛着である。

 職人肌を感じる中網氏だが、「あみや」は、職人の店でなく、街の焼鳥居酒屋であり、地元の住民がサンダル履きで気軽に飲みに来れる店作りを目指している。焼鳥以外のメニューも、居酒屋には定番の1品料理を多数取り揃えている。また、金額も良心的である。焼鳥はあくまでも庶民の食べ物。地鶏を使って値段を上げる事もできるが、週1回のペースで楽しく焼鳥とお酒を飲めるお店。

 現在、同社は4店舗だが、スタッフの平均年齢は、26歳。本来、メインターミナル駅や大阪(キタ・ミナミ)を目指す飲食店が多い中、あくまでも阪急沿線のローカル駅に拘り、これから、あみやが阪急沿線のサブターミナルを網の目のように、店舗展開していくのが楽しみである。


■株式会社あみや 代表取締役社長 中網秀樹氏
〒661-0044 尼崎市武庫町1-40-17
電話:06-6432-8482  店舗数 4店舗
HP:http://yakitori-amiya.co.jp/index.html

【取材・執筆】 小山 裕史(こやま ゆうじ) 2011年4月23日取材


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