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【関西外食!めっちゃ熱いやんけ!!】
No.15 阪神淡路大震災後に生まれた神戸三宮のお好み焼屋さん。

2011.8.8
現在、著しい成長を続けている、大阪。東京の次に日本の外食をリードする拠点でもある。大阪駅の開発プロジェクトによって、大阪の街が注目されている。また、今後は大阪駅北側に広がる梅田貨物ターミナル一帯も再開発事業の手が加わり、国際交流・教育・ビジネスの拠点へと変わる。今、日本中で最も熱い関西エリア(大阪・兵庫・京都)の熱い外食経営者達を毎日1人ずつ紹介する。レポートは小山裕史。


坂平浩章氏 (東鳳物産株式会社 代表取締役)

阪神淡路大震災後に生まれた神戸三宮のお好み焼屋さん

 神戸長田発祥のお好み焼「花門亭」を兵庫県中心に東京、愛知、福岡など1都11件で展開する、東鳳物産株式会社 代表取締役 坂平浩章氏。坂平氏は、阪神淡路大震災の翌年の、平成8年に神戸三宮でおもしろお好み焼き・鉄板焼家「花門亭」を創業しました。

 真っ暗な街に灯りをともそうと、貯金ゼロのところから知人や金融機関から借金をしてスタートした。ダシで食べるお好み焼きと居酒屋を融合した業態は、たちまち三宮の話題店となった。お好み焼屋は、どうしてもお好み焼、焼きそばがメインになってしまう中、坂平氏の花門亭は、「鉄板の上で何でも作ろうよ」をキャッチフレーズに掲げ、お好み焼はもちろん、焼きそば、もんじゃ焼き、そば飯、だしお好み焼、モダン焼き、ねぎ焼きなどを数十種類のトッピングで楽しむ。

 また、東鳳物産は、PB商品の開発や、現在、取り込んでいる、店舗プロデュース業(カレー屋、ハンバーグレストラン)など、過去15年間で培ったノウハウを提供できる先を探している。現在、東鳳物産は、花門亭の直営とFCの売上げで保たれているが、これからは、本部機能もしっかり売上げがつくれる柱を築きたいと坂平氏は語る。

「お陰様で、直営は全店、利益がでているが、その利益を本部が喰ってしまっているので、本部でもしっかりとした事業で売上げを作りたい」。そんな、花門亭もまだ、東京には池袋の1店舗のみ。今後は、東京の中心に花門亭の出店と、花門亭の兄弟ブランドを現在、開発中である。また、坂平氏の口からは、「海外」の言葉を何度か口にする。少なからず、水面下では、海外プロジェクトが進んでいるのかも知れない。今後も、直営店とFC店舗で、日本全国、いや海外にも、「花門亭」が出店するに違いない。神戸三宮から、世界へ・・・。


■東鳳物産株式会社 代表取締役 坂平浩章氏
〒650-0011 神戸市中央区下山下通3-1-13
電話:078-327-0601  店舗数:26店舗(FC店舗含む)
HP:http://www.toho-p.co.jp/index.html

【取材・執筆】 小山 裕史(こやま ゆうじ) 2011年5月25日取材

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