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1時間半待ちは当たり前!女子高生が100mの大行列。
「Eggs’n Things」
(東京・原宿/ダイナー)
第8回 2011年2月14日「あの店最近空いているらしいよ。全然予約が取れなかったのに。」「利益××%増ってニュースで見たけど、本当?」・・・たくさんの噂が飛び交う飲食業界。誰もが気になる、実際のところどうなの?を潜入レポート。噂の店の真実に迫る!
ハワイの人気ダイナー「Eggs’n Things」海外初出店。オープン当初から3時間待ちの大人気。
ベルギーワッフル、シナモンロール、ドーナッツなどなど、海外から定期的にやって来る〈粉物系スイーツ〉の大流行。どれも一時の隆盛は見せるが、日本の食文化の形態を脅かすほどに根付いたものはない。
2010年の3月10日、原宿にオープンした「Eggs’n Things」。1974年ハワイ・オワフ島で開業し、地元の人や観光客も多く訪れる有名店。原宿店はその第2店舗目となる。日本での立ち上げを担ったのはタリーズコーヒージャパン創業者の松田公太氏。かねてから「アメリカの朝食スタイルを日本に広めたい」と考えていた氏が、2008年に知人を通じて「Eggs’n Things」の店舗展開の話を聞いたことがきっかけだという。
「All day breakfast」がコンセプトの同店。ボリューム感のある朝食メニューを昼夜問わず提供してくれる。「パンケーキ=食事」という思惑はさておき、〈粉物系スイーツ〉の新鋭として、当初話題を集めた。入店するまで3時間待ちはあたりまえという盛況ぶりだった。しかし、流行がめまぐるしく入れ替わる日本のスイーツ界。「Eggs’n Things」の人気も一過性のものにすぎず、オープンから1年を迎えようとする今頃はきっと……そう高を括って平日の11時30分ごろ店に到着した。が、すぐに考えを改めることになる。店舗が面している30メートルほどの通りはとうに過ぎて、表参道に至るまで人、人、人の大行列。その列を調整している店員に聞けば、1時間は待たなければ入店できないという。いまだその人気は健在だったのである。はたして「Eggs’n Things」は流行の域を超え、日本の新たな定番になりえたのか。
★続く。
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【取材・執筆】 西元 良枝(にしもと よしえ) 2011年2月10日取材
兵庫出身。某新聞社発行の季刊誌にて健康・料理のページの編集を担い、現在はフリー。趣味は流行りのダイエットに手を出すこと。紆余曲折を経て、今はラン&バイク。おかげでおなかはいつもぺこぺこ。美味しい料理と酒を求めて流離う日々。
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