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普段使いで楽しめる本格イタリアン。
「Biluce」
(東京・恵比寿/イタリアン)
※2010年12月6日(月)発売夕刊フジ[19ページ]にも掲載。

第345回 2010年12月7日


旬な素材を使った本格イタリアンが楽しめる。

 恵比寿ガーデンプレイスにほど近い場所に、11月3日オープンしたのが「Biluce」。季節に合うイタリアの地方料理とワインがカジュアルに楽しめる店だ。今からの時期は、トスカーナ料理プラス、北イタリアの料理が中心。ワインは3500円から、70種類以上を揃える。「普段使いをしてもらえる店にしたい。」と店長の篠原氏が語る通り、本格的な味にもかかわらず価格帯もリーズナブルだ。


店内。

 もともと西麻布でイタリアンレストランを経営していた篠原氏が、この恵比寿の地で新店をオープンするにあたってこだわったのが、初期投資を抑えて、運転資金を十分に確保すること。そんな中見つけたこのビルの2階の物件は、元イタリアンレストランの居抜きで希望通りの条件だったという。


広い窓のある2階に位置する店舗。


店内。

 お客様のリクエストにできるだけ応えたいというスタンスを大切にし、その時々の旬な食材にもこだわる。特に、基本的に今日仕入れた物を使い切るという、鮮度へのこだわりは強い。生産者から直接仕入れた、有機無農薬野菜をたっぷり使ったメニューも多く好評だ。

 今のシーズンは、イノシシや鹿など、ジビエも使った料理を出す。パスタは、手打ちの生パスタ。フレッシュでもちもちの食感が人気だ。どれも本格的な料理だが、前菜は1000〜1500円が中心、パスタ・リゾットは1500円前後など、財布に優しい価格なのが嬉しい。


「パッパルデッレ 北海道産蝦夷鹿のラグー」


「イカスミのリゾット」肉厚の紋甲イカがイカ墨でソテーされ添えられている。


「サルシッチャ」は、1本400円。メインにも、つまみにもなる。

「料理は、テーブルの真ん中に皿を置いて、みなさんでシェアして食べていただければ。カジュアルに楽しんでもらえたら嬉しいです。美味しい素材を使った料理で、元気になっていただきたいと思っています。」と篠原氏。

 ワインも気軽に楽しんで欲しいと、5000〜6000円が中心であはるものの、3500円のワインを一番お勧めしたいという。「リーズナブルなワインをぐいぐい飲んで、つまみのような感覚でアラカルトの料理を楽しんでいただくのもいいですね。」


前述のメニューが全て入ったクリスマスのコースは、6000円or8000円。
 
 平日のランチタイムは、近隣の会社勤めの人たちで賑わい、休日は近隣のファミリー、遅めのランチタイムには場所柄、カジュアルな接待ランチにも使われるという。ディナータイムは、近隣の住民を中心に幅広い年代の人が集まる。

 素材からこだわった本格イタリアンをリーズナブルなワインと共に楽しむ。まさに元気になれる店である。


店長の篠原 砂夫氏。



■店舗情報
「Biluce」
東京都渋谷区恵比寿3-28-12 ATYビル2F
03-3280-8130
平日 Lunch 11:30〜14:30、Dinner 18:00〜24:00
土・日・祝 Lunch/Cafe 12:00〜17:00 Dinner 17:00〜23:00
不定休


※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。

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